なんとなくって言葉の重さ
私は高校の数学が壊滅的にダメだったので
理系に弱いことを前提にお読みください。
最近
ラムダの技術部さんの動画にちょっとハマっている。
前々から知っていた動画で
投稿頻度が少し遅いので
まとめてみるということが多い。
もちろんYouTube向けのバラエティ動画なので
真面目にやってはいないと思う。
ただこのラムダさんは基本、曖昧な表現を極力避けて
誰でも同じ事象で料理を再現できる
というコンセプトで
理系料理動画をネタであげている。
料理というのは理系で考えたほうが効率が良い、ということがよくわかる。
このお肉を焼く、という動画が面白かったのは
肉を焼くという行為は再現性がとても難しそうだと感じたことだ。
ラムダさんにしては
勘でやるとか
再現性を諦めている描写が多かった。
思えば肉も野菜も
きっちり〜gで販売されているものなんてないし
家庭用の料理の火力も一定の火力を保ち続けることはできない。
もちろんお金をもらってプロがやれば
再現性の高い肉料理は作れると思う。
でも曖昧さを完全に料理で排除することは難しい、ということが
当たっているのであればとても勉強になった。
なんとなくこれぐらいの火加減で、とか
なんとなくこれぐらいの量で、とか
そういうことを
突き詰めていけば
なんでそれが美味しいと感じるのか
まだ人類は理屈で説明できないということだと思っている。
(何度も言いますが私は理系の人間ではありません)
これはつい先ほど見つけた
星占いのホロスコープの読み方、応用編である。
基本的な星占いの言葉は
みんな知っている前提でこの動画は進んでいくので
興味があるなら
基本的な単語を知ってから
見てみると面白いかもしれない。
なぜラムダの技術部からこの占い動画にいきなり飛ぶのかというと
突き詰めれば、
この二つの動画がやっていることって
一緒なような気がする、とちょっと思ったのだ。
上記の動画は
ホロスコープの理論を実際の有名人のプロフィールに当てはめて
それが正しいのかどうかを検証してる動画だ。
占い、という性質上
後付けじゃん、と感じると思う(私も実際そう思う)。
ただ行われた事象を、決まった法則に当てはめ
正確性を検証し、次の発展に繋げていく、
という意味では
確かに占星術は学問の側面もあったんだ、と
感じられる描写だったのだ。
私が見ている限りこの人は
占星術という世界で生まれた
規則性のある枠組みを
できるだけ客観的に事象に当てはめようとしていた。
正直、胡散臭いと感じてもしょうがないと思うのだが
仮定の話でこの世界で起こっていることを
実証してみようとする、というのは
あらゆる学問も突き詰めれば同じに、なんとなく見えるのだ。
たこ焼きの動画では
ラムダさんが実際作ったたこ焼きが
自分の本の通りでないのなら
物理学の世界が根底から崩壊するので
ヒヤヒヤしたという橋本教授の話が聞ける。
数学は苦手だが
数学と理系という
回答が必ずある学問でも
突き詰めれば仮定の話が生まれてしまうというのが
面白いなぁといつも思っている。
私は占星術に詳しい身内がいたので
子供の頃から占星術を教えてもらっている
(二人とも独学だが)。
占星術はイギリスでそもそも学問だった、
という話はずっと半信半疑だった。
少なくとも日本では
占いって胡散臭くて
理屈という言葉には縁遠いものだと感じるからだ。
ただこの人の動画を見ていて
ああ、確かにこれは学問だったかもしれないという片鱗を
初めて感じられたので
少し自分の考えを
まとめてみたくなったのだ。
なんとなくとか
長年の勘とか
そういうものを
できるだけみんなの共通の記号で説明したくて
生まれたのが
占星術と考えると
なかなか面白い世界だなぁと個人的に感じたのだ。
占いも数学も全部素人なので
多分細かいところは間違っていたり
知らない知識があると思う。
ただ自分の中で
理系料理と占いが
変な形で繋がった。
なかなか面白い体験でした。
2時間近くある基本編と
ラムダさんの最新の動画である
ケチホットドック屋台の動画を紹介して
駄文を終わらせようと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。