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羽衣おとちゃんがかわいい

私は数年前から、寝るときにはヘッドホンで何かを聞いています。

睡眠時間をもう少し確保したいと思って意識して早めに布団に入るようにしたのですが、そうすると思うように寝れないときにちょっとつらい。
なので、目を閉じて体だけ休めていれば、あとは自然に寝るまで起きておけばいいやということで、ヘッドホンで何かを聞くようになりました。

何を聞いていたかというと、主に配信を聞いていました。特にどういうものを聞こうとは決めず、適当に聞いていました。いろいろ聞いているうちに、声が元気すぎたり、叫び声が出る可能性のあるものは向いてないかもと思い、少しずつ聞くものを選ぶようになりました。

そんな私がASMRに辿りつくのは当たり前といえば当たり前です。もともとVtuberが好きなので、いわゆるASMR系配信者の人の配信をちょくちょく聞いていました。

ASMR系配信者の定番といえば、やはり耳かきです。ですが私は耳かきに関しては好きでも嫌いでもないというか、普通でした。

そんな中、あまり見ることのない吐息系のASMRがおすすめに流れてきました。なんかこれ好きかも。と思って聞いていた矢先「んっ…んんっ…」という女の人が伸びをする時などに聞く漏れ声が吐息の合間に聞こえてきました。

私はゾクゾクっとした感覚に包まれ、「何これ…めっちゃいい…」となりました。その動画が、羽衣おとちゃんの動画でした。

そもそもASMRとはなんでしょう。検索すると、自律感覚絶頂反応と解説されています。まあ簡単に言えば「音フェチ」です。ASMR系配信者さんの場合、耳かきやタッピング、チャポチャポ形の水音や、息を吹きかけたり、オノマトペを発音するなど、ある程度は定番化されていますが、ASMR全体で言うとそれは一部で、石鹸をナイフで切る音や雨の音、咀嚼音など、多種多様なASMRがあります。

なので、何がその人にとって心地よい音かは人によって異なります。私にとってはその吐息と声がバッチリハマったというだけです。

その後もいろいろとASMRを聞いていましたが、やっぱりあの子の動画いいな、と折に触れて思い出し、羽衣おとちゃんという存在を意識するようになりました。

そんな感じで、おとちゃんの配信も聞くようになりました。しばらくはROM勢として聞いていたのですが、あまり間をおかずに配信にコメントで参加するようになりました。

もともと私は、大手のvtuburさんばかり聞いていて、大勢の人間で「リスナー」というひとつの人格を作りあげるように配信に参加するという感覚が普通で、気の利いたコメントを思いつけば書き込み、それが拾われたりするとひそかに喜ぶ、みたいな楽しみかたをしていました。

逆に、参加すると否応なしにひとりのリスナーとして参加する事になり、配信者さんが多かれ少なかれこちらのことを認識している配信はあまり気楽に参加することができず、二の足を踏んでいました。

羽衣おとちゃんの配信はそういう配信でした。私もしばらくROMっているだけで、常連のリスナーさんの人となりがなんとなくわかるような配信です。

そんな配信に、半ば衝動的に参加したので、私にとっては珍しい行動です。この時点で、もうおとちゃんにかなり惹かれていたのかもしれません。

そこからはいろいろと忙しく環境を整えていく感じになりました。ツイキャスのアカウントを作り、入ったことのないメンバーシップに入ったり、応援のプランに入ったり、いろいろ。Xのアカウントも作りなおしたかな。慣れないことをいろいろしました。

そんな感じで、いろんなおとちゃんを知る事ができ、私にとって「吐息が刺さる女の子」だけだった認識をどんどん上書きしてくれました。

特におとちゃんの歌は、ぶっちゃけエロ目線多めだった私のノーガードだった部分を刺してきました。

おとちゃんはギターが弾けます。弾き語りもできます。歌うことがとても好きで「上手くなりたいなー」「これ上手く歌えたんじゃない?」みたいな空気感で、ゆるくいろいろ歌ってくれます。選曲のセンスも好きでおとちゃんきっかけで好きになった曲もすでにいっぱいあります。

歌声は普段の話し声とわりと近い感じです。ガラっと変わるタイプではないです。それが一緒の部屋でギターで歌っているのを聞いているようで心地よいです。おとちゃんが配信で言った「ふだんはみんなを気持ちよくしてるんだから、歌のときはわたしが気持ちよくなるんだー」って言葉が、とても好きです。

そんな感じでおとちゃんにどっぷりハマっている私ですが、実はまだちょっと自分を信用していません。好きになる速度が早すぎる…そんな危機感がちょっとあります。まだおとちゃんを応援するようになってから2ヵ月も経っていないのです。

今の私は言ってみれば火がついて燃え広がっているような状態なのかもしれません。常連のリスナーさんのように、水が流れるようにおとちゃんを応援していけるだろうか、応援していきたいなと自分に問いかけながら過ごしています。

そんな慎重というか臆病な私とはうらはらに、おとちゃんはどんどん行動していきます。

彼女の今の肩書きは「Vtuber準備中の羽衣おと」です。近いうちにVtuberとしてのモデルを手に入れて、本格的にVtuberとして活動するプランを気さくに話してくれます。かなりプランも固まってきているようです。

今後、全然違う活動を見せてくれるのか、おとちゃんらしい活動が続いていくのか、正直わかりません。大勢のリスナーに囲まれて楽しそうにしているおとちゃんを見る未来もやっぱり期待してしまいます。

そんな頑張り屋で行動派のおとちゃんを興味本位で追っていたら、いい意味で振り回されて、いつの間にか長い時間が経っていた…なんてことになったらいいな、とか思いながら今日もおとちゃんの配信を楽しんでいます。


2倍速で聞かないでください。フリじゃないです。もはや私にとってはそのままのおとちゃんの声が至高。

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