無関心オットと戦うヨメ!⑯〜致命傷!想像力が皆無なオット〜
こんにちは!無関心すぎるオットと日々戦うヨメです♪
前回は、付き合ってからのオットの自分本位な行動とその心理について書きました。
とは言うものの…
本来であれば私自身尽くすタイプではありましたし、彼氏とはいつも一緒にいたいタイプだったので、オットが会いに来てくれる事自体は純粋に嬉しかったです。
自然と始まった半同棲
付き合い始めてから程なくして、オットは私のアパートから出勤しアパートに帰宅する、という生活スタイルになりました。
ただ、私が夜勤で自宅にいない場合はオットは自分の実家に帰っていました。
話し合って一緒に暮らす事になった訳ではなかった為、私のアパートにある彼の荷物はほんの少しの部屋着と洗面具のみで、その他には何もありませんでした。
なので、同棲ではなく、半同棲という感じです。
私も最初は大好きな人と一緒にいられる幸せを感じていました。
しかし、次第に腑に落ちない感情を抱え始め、そのモヤモヤは徐々に大きくなっていきました。
(オットはこの部屋に帰宅し、この部屋から出勤している現状をどう捉えているのだろうか?)
夜勤明け今すぐ布団に飛び込みたい時でも、夜オットが帰宅するまでに買い出しをして夕食を自炊していました。徹夜のあとの料理は死ぬかと思うくらい大変でしたが、やりたくないという訳ではありませんでした。
私は本来であれば尽くすタイプなので、やってあげたいと思う気持ちは常にあったからです。
疲れ果てた私に放ったヤバすぎるセリフ
ある時、夜勤で一睡もできないまま昼すぎに帰宅し、疲れすぎてそのまま床で気絶するかのように眠ってしまった事がありました。
夕方合鍵で帰宅したオットは、そんな私を見て驚きの発言をしました。
『え?まさかご飯出来てないの?』
寝ぼけていたし、疲れもあって頭が回らず、私は咄嗟に謝りました。
「ごめん、すぐなんか作るから。」
あまり覚えていませんが、確か有り合わせの食材で焼きうどんか何かをサッと用意したような記憶があります。
しかし、冷静になるとオットの身勝手な言動にさすがに疑問を抱きました。
(このアパートは、私が不動産屋を巡りやっと金額と希望条件が一致し、敷金礼金や、毎月の家賃と光熱費を支払い住んでいる。そんな家に当たり前に来て当たり前にご飯を食べて…
オットはそれでも未だに、ただ遊びに来ている感覚なのだろうか?)
つまり、私は彼から生活にかかる費用を一銭も受け取っていませんでした。
私の提案に驚きの回答
20歳になりたてでまだ若かった私は、お金の事を話題にするのは何だかせこいような気がして、そんな事を言うと嫌われるかもしれない…と考えて何も言えずにいました。
会いに来てくれているだけでいいじゃないか、と自分に言い聞かせる日々でした。
オットが暖房の温度をMAXまで上げる度にウッ…と感じるのも、シャワーを出しっぱなしにする音がもの凄く気になるのも、きっと私がせこい女だからなんだと思いました。
ただ、前にも書いたように私にはお金を貯めたい明確な理由がありました。
ワーキングホリデーを使い留学する事。
そのことを考えると、やはり家賃や生活費を折半するかこのまま我慢するかは大きな違いがありました。
やはりこのままではよくないと思い直し、私はオットに提案しました。
「ちゃんと同棲しない?」と。
普通なら、ちゃんとの意味わかりますよね。
ちゃんと生活費や家賃を折半して共に生活しましょう、今の生活は私だけに負担がかかり過ぎているよね、という意味だと…私はそれを言いたかったわけで、そのニュアンスが伝わっていると思い込んでいました。
しかし夫の回答は
『今のままでよくない?』
でした。
「はっ?」
私は呆然と聞き返しました。
オットの言い分はこうでした。
自分の車とバイクを全部置いておける車庫つきの場所じゃないと住みたくない
その他のコレクションありすぎて、アパートだと置く場所がない
実家にいた方がお金がかからない(お前はな💢)
彼は車2台と大型バイク1台を所持しており、さらに合計とんでもない額になる程のたくさんの工具や、車のパーツ、レカロシートなどをしっかり保管出来る車庫が必要だという事でした。
その他にも趣味であるサバゲーの本格的な道具やラジコン、プラモデルなど、実家の自室(13畳)+ウォークインクローゼット(3畳)に大量にコレクションしてあったため、恐らく家を出る気にはなれなかったのでしょう。
ごちゃごちゃ理由をぬかしてましたが、
今の私がシンプルに彼の言葉を要約するとこうなります。
生活水準を下げてまで同棲したくない!まだぬるま湯に浸かってたい!
甘ったれのクソボンボンですこと♡
ASは変化を嫌う傾向がある
アスペルガー症候群(以下AS)の特徴を持つ人は、何事にも無関心なようで趣味に対しては貪欲で並々ならぬ情熱がある人が多いので、自室が趣味のものでいっぱいになりがちです。
また、住み慣れた場所から新しい環境へ移り住むこと自体に強い不安や抵抗感を抱く人も多いのです。
そういう理由もあり、オットからすれば今のように、拠点を俺の城(実家)から変えないまま私の家に泊まりに来る、というスタイルが一番楽で心地よかったのでしょう。
彼にとって、自分の引き出し(知識)にないことは、この世に存在しないも同然の事なのです。
例えば私がオットの目の前で、電気・水道・ガス代等の光熱費や家賃を毎月第三者に請求され、その場で私のお財布から支払っているのを見れば、やっと彼の頭の中の引き出しに
"一人暮らしにかかる費用をヨメが毎月支払っている"がインプットされますが、引き落としなので目に見えているわけではありません。
もちろんそれらの費用が存在する事を知らないわけではないのですが、想像力が皆無に等しいので、一人暮らしの経験のないオットにとっては費用を負担する事など思いつきもしないのです。
人は経験したことがなくとも、相手の立場に立ちその大変さや苦労を想像し、共感したり同情したりすることが出来ます。それが彼らASにとって最も困難なことなのです。
"彼女に生活費等の費用を払わせっぱなしなんてあり得ない!"
という一般論がまず通用しないので、ハッキリと言う意外に話を進展させる方法はありません。(ハッキリ言ったところで進展しない事も大いにありますが)
でもオットがASの特徴を持っていることすら気づいていなかったこの頃の私は
(そんな身勝手で無責任な話ある?なんでそんな事堂々と言えるの?都合良すぎん?)
と呆れ返りました。
ちゃんと同棲するという、私の初めての思い切った提案は、速攻で断られたのでした。