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入院雑記 正誤病者のうつうつこれ好日

みなさん、ごきげんよう( ´ ▽ ` )ノ✨

リハビリ後のクールダウン
紅茶がピンポイントで痛む傷口を癒してくれる午後

今回は右すねの骨折で入院
4年前には骨盤骨折で入院

リハビリの今日のラヂオナンバァは
井上陽水  氷の世界

https://youtu.be/vhAP8dCS5s4?si=ooIZ_UZ3JX-WIonl

レベッカ  MOON

https://youtu.be/Ezf1jDeLGsY?si=yFHCtVzNz1D6kjSk

胸熱〜イカしてる〜
DJが20代の子はポカーンだよねぇ〜って
懐メロ流すコーナーなのかな?

今日は担当のリハビリのセンセイがいなかったので、別の人
20代前半の茶髪の子犬系のかわいい男子に、タメ口で、
(筋を伸ばすマッサージで)まだいけそう?もうちょっと強く押すよ?
なんて言われたら、おばさん、キュン死しそうです(*´д`*)ハァハァ
スマホでこんなゲームがあったら彼推しで、課金してしまうかもしれない(〃´o`)フゥ…

閑話休題

4年前、コロナの影響で、大部屋6人の所を4人にして、病床数が足りなかったのか、骨折なのにガン病棟に入った
同室の人ともほぼ会話がない状態
もうすぐ退院という方たちが多かった
入っても2.3日で、家で自分でする処置の方法を教えて貰って帰っていく形
あたしは3ヶ月入院したので、その部屋のヌシになっていた(ただ長くいただけです)
唯一、1ヶ月程をともにした隣の方は喉頭癌か何かだったのかな?
喋れなかったので、筆談ボードで彼女は話してくれた
暇すぎて、お絵かき帳を差し入れしてもらっていたので絵を描いて(好きな漫画のワンシーン)

選んだつもりないのに押ささってた
白ちゃん6.5kgと白黒2.6kg
本当の親子みたいに仲良しだった
金色蹴鞠の…
久々に実家に帰ると、うどん好きな化け狸が、父が死んで廃業したうどん店に住み着いていた!
(しかも蹴鞠じゃなくて手毬だった💦)


メッセージを添えて渡した
どうかお元気で


そして今回の入院
相変わらずの4人部屋
ナースステーションから1番遠いこの部屋は、ある程度平和な部屋である

しかし、住人同士の会話はなく、
夜中に目覚めてものを倒してしまって大きな音を立ててしまったその朝、締まりきっているカーテンに向かって、
昨夜は大きな音を立ててしまいすみませんでした
と、謝るも誰からも返事はない

ここのヌシは道子さん(仮名)入院2ヶ月
みんな部屋を締め切っているので、姿を見ることもあまりなく、声で想像するが(いつもリハビリ終わりにセンセイに飴ちゃんを握らせている)お会いすると小さくてまるくてなんとも可愛らしい方
御歳87歳には見えない「在り方」生命力に満ちている
話す機会はあまりなかったが、シーツ交換の日、ホコリがたつので談話室に避難しててくださいと言われ、お話するチャンスが!
あたしが生まれ育った場所と道子さんの元の実家が割と近くて盛り上がった

とうとうこの土曜日退院
家に戻ると入院生活のようにはいかない
段差を乗り越え家に上がり、ご飯を作って食べ、着替えをし、布団を敷いて寝る
退院するのが正直怖い、と言っていた
わかる、あたしも骨盤骨折の時は両松葉で退院し、しかし家の狭い廊下では片松葉しかできないので、結構しんどかった
リハビリは入院中1日2回、退院すれば自主的に動かねば
外に出れば石ころが転がる道勾配傾き、色々な障害があることに気づく
それが恐怖になったり、おっくうになってしまうとケガの治りが悪くなる(動かさないと関節や筋がかたまる)
帰るまでが遠足ではなく、帰ってからが本番なのだ
道子さん、せっかく足良くなったから、どうぞお元気でね


忘れられない人は小暮さん(仮名)道子さんの次くらいに長くいたのかな?
彼女だけは唯一、カーテン越しの謝罪に返事をくれたり、ベッドの柵を倒してガッチャーンした時、カーテン越しに「大丈夫?ナースコールしましょうか?」と声をかけてくれた
看護師がカーテンを開けっ放しで行ってしまった時、通りすがりの小暮さんが「締めましょうか?」と言ってくれた
シルバーのボブカット、背筋はピンと伸び声の通り上品で優しい方だった
去り際に「頑張ってね」と言ってくださり、ちょっとびっくりした
次の日が手術の日だったので

後日、ご飯の時に箸を落としてしまい、
そんな小さな音を聞いて、「大丈夫?」と箸を拾いに来てくれた
そしてこんなことを言われた

「この前は頑張ってなんて言ってごめんなさい、もう頑張ってる人にかける言葉じゃなかったと反省してるの」と
びっくりした、「いや、うれしかったですよ!ありがとうございます!」とアワアワしてしまった

小暮さんは小耳に挟んだところ、脊椎?にバイ菌が入って手術して、長いこと入院していたようだった

彼女の退院の日、お見送りとお礼を言いたくて、エレベーター前に張り込んで、担当看護師とのお別れを済ませたところ、到着したエレベーターに乗り込む直前、声をかけた
「小暮さん!色々ありがとうございました」
入院生活、みんな自分の痛みに集中して人に気づかいなんてできない時、優しく声をかけてくれた小暮さん
退院はめでたいのだから笑っておめでとうございます✨️と言うべきとき、こともあろうか声が震えてしまった
小暮さんは「お大事にね」と肩に手を置いて言ってくださり、あたしも「お大事になさってください」とやっと言った
看護師は苦笑い、そうだよね、出来ないヤツだあたしは

ケガは日に日に治っていくのを実感できるので、生きてるなぁって思える
死にたがりの本性は自分を死に近いとこに追いやって、生きてることを実感したい、生きたがりなのかもね
入院してるみんなが本気で生きようとしてるのを目の当たりにして、少し恥ずかしくなった


読んでくださりありがとうございますペコ
またお会いできればうれしいです✨️

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