母親に年収をバカにされた話
母は専業主婦だ。バブル期に一年だけ会社員をして社会を知った気になり退職、それ以降ずっと夫の稼ぎや父親の遺産で生活してきた。それゆえにどこか「お金を稼ぐのは簡単だ」「仕事とは楽なものだ」と思っている節がある。
そして僕は漫画家だ。フリー(同人)だけど。自分は会社員になれないタイプの人間だと学生のうちに気づいてから、下手なりに磨いてきた絵のスキルで暮らしている。それで手に入れたお金は世間から見れば決して多くはないけれど、フリーターに毛が生えた程度の金額だけど、正真正銘自分で手に入れたお金だ。誇りに思っている。
(吃音持ちに生まれた俺が好きなことを仕事にして、心を殺さずに後ろめたくない生活ができてるんだぜ?運命に勝ったと言っても過言じゃねえだろ。ざまあみろ神様。)
それを母にバカにされた。「そんなに少ないの?」と。「もっと稼ぎなさいよ笑」と。
彼女なりの激励のつもりなのかな。だとしたらゲロ逆効果だ。クソが。
貰い手がいなくてお見合い結婚で10歳上の夫と結婚した母。夫を蔑ろにしてフェミニズムに片足突っ込んでる母。散々時代や性別の恩恵を受けておきながら、それらに文句を垂れてばかりの母。そんな母に見下された。バカにされた。「わたしが会社員してた頃はもっと貰ってたわよ笑」と。ゴミ。死ね。時代が産んだモンスターが。
父に言われるならまだ分かる。けど父はそんなこと言わない。一家5人を養い切った父はお金を稼ぐことの大変さを心で理解してるのだろう。こう言う話題になるとすごく親身になってくれる。ちなみに夫婦関係はとっくに破綻していてお互いに嫌い合ってる。離婚するならしろ。迷惑だから。あんたら見て育ったせいで結婚が地獄にしか思えねえんだよ。
と、少し毒を吐かせてもらいました。母にもいいところは結構あるし感謝もしてるし育ててもらった恩も感じてるので、ネガティブな感情はネットの海に吐き出して、現実世界では良好な関係を継続していきたいです。
この仕事始めてまだ3年目なので母の言う通りもっと稼げるように頑張りたいです。
でもあんたに言われるのはやっぱり違うんだよ。もう2度と言わないでくれ。
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