『コロナでホテル療養ってぶっちゃけどーよ?』と聞かれたら
会社の人に聞かれたら「いやー最悪でしたわ」と答えると思う。
岐阜の自動車部品メーカーは村社会で、ひとりだけ美味しい思いをしようものなら全方位から恨まれるし。
真実よりも無難さ。村の風習には逆らうな。
実際しんどい部分もありました。
扁桃腺が腫れやすい僕にとって、コロナは決して『ただの風邪』なんかではなかった。
丸4日間、15分に1回タンを掃き出してうがいでノドを洗浄する日々。。。
ご飯も食べられないくらいノドが腫れたし、全然眠れなかった。
換気もできないビジネスホテルの部屋で1週間過ごすなんで囚人かよw
体力が低下して、退去した翌日にランニングしたらいくら息を吸っても酸素が足りない感覚。
来月ハーフマラソン走るのにどーすんねん!
でも、それでも、めちゃくちゃ良かった部分もたくさんあった。
良かった事① 痩せた
ご飯は毎食お弁当。
病院食ではなかったとはいえ、1週間3食毎回トンテキとか味噌カツとか炒め物は辛いw
半分くらいしか食べられなかったから、運動してなくても痩せる痩せるw
「冷えた八宝菜」なんて忍たま乱太郎かよ!
申し訳ないが全部残してしまった。
クール便以外なら通販して良かったので、あんみつを購入。
結局、毎食後の甘未が大切な娯楽だった。
あんみつをお腹いっぱい食べても100kcalだったからマジでおすすめ。
ホテルを出るころには顔の輪郭がしゅっとしてるのが自分でも分かったw
良かった事② 禁酒できた
それまでは週1回禁酒できれば良い方だったんだけど、
ホテルで隔離中は飲めないので、強制的に1週間飲まなかった。
普段は我慢できないのに、飲めないとなると諦めるのか、
隔離中はそんなに飲みたいとは思わなかった。
何回も禁酒しようとして失敗して、アル中なんか心配したけど、
飲めない環境に放り込まれると案外大丈夫なのが分かっただけで価値があったと思う。
ちなみに1週間後のビールは妙に苦くて、そんなに美味しくなかったw
良かった事③ 本をたくさん読めた。来年の計画をゆっくりと作れた
最初の4日間はしんどくて何もする気が起きなかったけど、
それ以降は逆に手持ち無沙汰すぎて、読みたいと思っていた本をかたっぱしから読んだ。
数えてみたら、症状が軽くなってから4日間で10冊読んでた。
それが自己肯定感をめちゃくちゃ上げてくれて良かった。
あと、来年の計画もじっくりと立てる事ができた。
なんせ時間だけはたっぷりあったのでw
【読んだ本】
・鬼速PDCA
・PDCAノート (黒)
・PDCAノート (黄)
PDCAの本はこれで10冊くらい読んだ事になるけど、
本によって重要な所がバラバラw
趣味でも仕事でもいいから、とにかく早く回していった方がいい
・仕事でいちばん大切な人を好きになる力
・ファンベース
個人的にめっちゃ良かった。
「時間がかかるのではない、じっくりと時間をかけたいのだ。
効率が悪いのではない、できるだけ長く労力をかけて付き合いたいのだ」
という姿勢は、会社以外で何かする時に重要だと思った。
・バビロン大富豪の教え
・P&G式伝える技術、徹底する力。
・お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方。
・ユダヤ人大富豪の教え
これも良かった。
古典的なものは古びないのがいい。
・ジェイソン流お金の増やし方
10~15kmなら余裕で歩くとかマジかよw
いい意味で常識を崩してくれたと思う。
結局、人生に必要なのはお金でも時間でも人脈でもなく、余暇なんだなって
めちゃくちゃ腑に落ちました。
余暇からしか得る事ができない栄養素もあると思う。
効率化なんで考える必要もなく、ただ余暇がある事を楽しんだ日々がとても気持ち良かった。
寝たくなったら寝て、本を読みたくなったら読む。
毎食後のあんみつを楽しみにする。
たったそれだけの事なのに新鮮だった。
そういった意味で、今回ホテル療養してすごく良かったと思う。
半年に1回くらいはやりたい。
ただ、コロナに何回もかかると会社の人から白い目で見られる事になるので、だれか2回目かかってくれへんやろかw