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デモンスミスツイン構築案



 タクティカルトライデッキやインフィニットフォビドゥンが発売してからそれなりに経ってしまっており、もはやデモンスミス規制があるかも知れない直前まで来てしまっていますが……今回も溜め込んでしまっていたデモンスミス構築のデモンスミス+イビルツインのデッキをご紹介します

 暗黒界も大好きですが、悪魔族テーマでもあるイビルツインももちろん好きです


 このイビルツインというテーマは初動がコンパクトかつたくさんあり、誘発のスペースも大量に確保できるという現代チックな良テーマです
 さらに流行りのデモンスミスもきっちりシナジーをもって組み込めるうえ、タクティカルトライデッキの発売もセレクション5の再販もあり、今をときめくテーマであると言えます


カード解説


Live☆Twin キスキル

かわいい

 基本の1枚初動のピンクの方。相手の攻撃宣言時に自分のライフを500回復する効果も
 1枚初動でありこのデッキの要ですが、重ね引きは少し弱いことに注意 


Live☆Twin リィラ

かわいい

 基本の1枚初動のブルーの方。相手の攻撃宣言時に相手のライフを500失わせる効果も
 1枚初動でありこのデッキの要で、キスキルよりも優先して召喚したいモンスター。(リクルート先が強いため)
 逆に言うと相手がトラブルサンなどからキスキルを持ってきた場合、リィラトリートを持っている等の何かしらの理由がある可能性が高いです。さらにそれを見越して敢えて気スキルをサーチしてくる…などの裏の裏の択もなくはないですが、基本的に特に理由が無い場面ではリィラをサーチしましょう


Live☆Twinキスキル・フロスト

シンプルに強い

 俗に言うコスプレしてる方のLive☆Twinであり、キスキルモリィラも手札からの展開効果に加えて墓地効果をそれぞれ持っていますが、こちらはそのキスキルの方

 リィラ・トリートと比べて墓地効果が直接アドバンテージに繋がるため、基本的に選べるならばトリートよりこちらを優先したいです
 つまり逆算して、普通のLive☆Twinはリィラの方を初動に使うとこちらのフロストを使いやすいため、基本的に通常召喚するのはリィラの方が望ましいというのはこういう理由になります


Live☆Twinリィラ・トリート

ちょいちょい役に立つ

 コスプレ組のリィラの方

 基本的にはフロストの方が強いのですが、この打点操作が欲しい時ももちろんありますし、なんならフロストよりも能動的に発動しやすいため、積極的に狙うパターンもあります


 ちなみにフロストもトリートも地味に種族が全然違うため、御前試合や群雄割拠やセンサー万別がある場合は注意が必要です 



Evil★Twin キスキル

神のイラスト違い

 特殊召喚成功時にデッキから1枚ドローするピンクの方のリンク2
 このデッキの展開およびリソース稼ぎの要であり、さらにデモンスミスに対応している光悪魔ということで、通常のイビルツイン以上にこのカードの存在が大事になってきます
 効果を使用するとEXデッキからの特殊召喚が悪魔に限定されるデメリットがありますが、デモンスミス混合型ならそこまで困らずにそれなりの展開が可能です

 


Evil★Twin リィラ

神のイラスト違い(Part2)

 特殊召喚成功時に場のカードを1枚破壊するブルーの方のリンク2
 このデッキの展開および妨害の要であり、基本的に2枚くらい入れたいカード
 キスキルに同じく効果を使うと悪魔縛りが掛かるため、リトルナイトに行きたい場合などは効果の使用を少し我慢する必要があります

Evil★Twin's トラブル・サニー

でかい

 高打点、フリチェ分離、対象を取らない墓地送り除去…とイビルツインに欲しい要素をこれでもかと詰め込んだようなカード
 光悪魔なこともこのデッキにおいてはかなり強く、ラクリモーサからいきなり帰還させるだけで相当強いです
 墓穴の指名者が致命的な弱点なため、なんとか手札誘発に吸わせるか屋敷わらしのようなカードで守ってあげましょう


シークレット・パスフレーズ

新規次第でさらに伸びそう

 Live☆Twin魔法およびEvil★Twin罠の万能サーチができる魔法カード
 サーチ先はそこまで多くないものの、基本的に便利な初動カードです。ドロバを踏みやすいのは注意

 今のところLive☆Twin罠とEvil★Twin魔法はありませんが、一応テキスト上は出てくる可能性があるのかも


Live☆Twin トラブルサン

地味バーンが割と馬鹿にならない

 Live☆Twinモンスターをサーチできる永続魔法カード
 初動としても貫通札(展開補助札)としても扱える便利カードながらオマケのバーン&回復も付いており、意外とバーンや回復によって勝敗が左右される事もあるくらいの影響力があります
 複数貼るとダメージは重複していくので、長期戦になればさらに脅威になっていくでしょう


Live☆Twin エントランス

苦しい場合の初動

 手札を1枚捨ててデッキからキスキルまたはリィラを出せる速攻魔法カード
 トラブルサニーまでは出せるものの、それでも縛りはかなり重いため本当に困った時に使うくらいのカードなため採用するかは構築次第です
 今回はデモンスミス混合なため不採用としています


Evil★Twin チャレンジ

便利蘇生

 タクティカルデッキにも収録されていた、墓地からキスキルまたはリィラを蘇生できる罠カード
 パスフレーズのサーチ先の中で墓穴の指名者に抗えるのはこれくらいなので、あればあるで安心感は得られます
 単純にパワーはそこまでなのとディエスイレを出せればなんとかなるのもあり、今回は不採用としています


デッキレシピ

ルリーを入れない場合は強欲で貪欲な壺の採用もあり

 とりあえず40に収まるように、ドロバを踏みやすいパスフレを削って完成としました
 Gをさらに重く見る場合、後攻を強くしたい場合などは三戦の才や禁じられた一滴なんかも採用候補となるかなと思います


動かし方

Live☆Twinトラブルサン1枚

→トラブルサニー+トロイメア・グリフォン


①トラブルサンによりLiveリィラをサーチし召喚、キスキルを出してEvil★Twinキスキル(以下Eキスキル)をリンク召喚し、効果で墓地のLiveリィラを蘇生する

②Eキスキル一体でレクイエムをリンク召喚、効果でデッキ・手札からデモンスミスを特殊召喚する

③デモンスミスとLiveリィラでEリィラをリンク召喚し、効果で墓地のEキスキルを蘇生して1ドロー、そのままトラブルサニーをリンク召喚(ここで盤面にモンスターはトラブルサニーのみ)

④トラブルサニーの効果で墓地のEリィラとLiveキスキル(⚠重要、キスキルは敢えてレベル2の方!)を蘇生

⑤墓地のデモンスミスの効果でレクイエムをExに戻しながら自己蘇生

⑥デモンスミスとEリィラでセクエンツィア(リンク2のデモンスミス)をリンク召喚

⑦セクエンツィアの効果で墓地のEキスキルとデモンスミスを戻してラクリモーサを融合召喚、効果でトラブルサニーを2,4番目のメインモンスターゾーンに蘇生

⑧ラクリモーサとLiveキスキルでEキスキルを再びリンク召喚、そのままEキスキルとセクエンツィアでトロイメア・グリフォンを真ん中にリンク召喚

最終盤面:Evil★Twinトラブルサニー(偶数番目のゾーンがおすすめ)+トロイメア・グリフォン(真ん中のゾーンがおすすめ)

 このようにEキスキル及びトラブルサニーが光属性悪魔族なのを利用し、LiveTwin1枚からの展開を飛躍的に伸ばすことができるようになりました

 また、1枚展開ではなく2枚初動にしたり、トラクトゥスを噛ませた展開ができたりすると、ラクリモーサの1200バーンを飛ばしたりディエスイレを追加したり、更にもう1枚あるとマスカレーナを追加したりすることも可能になります


実践での動きの注意


 まず、基本的な事にはなりますが、Live☆Twinのトリートかフロストを既に握っている場合、トラブルサンでサーチするのはその相方になるようにしてください。そうすることで、Live☆Twinの召喚時効果に妨害を貰っても展開が継続できます

 そしてたまに見受けられる悩みとして、Live☆Twinの召喚時効果が問題なく通ってフロストやトリートを余らせた場合、どう動いていいか分からず適当に出してEvil★Twinの蘇生効果の邪魔になって結局余分にエクストラを消費してしまう……というものがあります

 これもある程度は基本は同じなのですが、混ぜ物によって動きが若干変わるので注意が必要です。

 (ちなみにスプライトを混ぜている場合はとりあえず1枚は出してしまい、ギガンテックスプライトを出してもLive☆Twinが盤面に残るようにします)

 今回のようにデモンスミスを混ぜている場合、上述のようにラクリモーサも1200バーンやディエスイレが狙えるため、リンク値稼ぎとして利用します

出すタイミングは基本的に両方のEvil★Twinの蘇生効果を使い終わったタイミングならいつでも構いませんが、間違っても特殊召喚条件の相方をリンク素材にして盤面から消してしまわないよう、素材に使う直前までに忘れずに出しておきましょう

 ただし、マスカレーナを出したい場合に限り話は別で、悪魔縛りの付く蘇生効果を使う前に出し切りましょう
 なお、マスカレーナを出せる条件は単純にモンスター4枚分なので、1枚初動に加えてサンクトゥス/トラクトゥス/フロスト/トリートなどを2枚以上握れている場合に限ります


誘発の受け方

 ……とは銘打ったものの、このデッキは展開がかなり一方向のデッキであり、前もって誘発を踏むという物がありません。なので、サーチ札のわずかな順番などで相手に揺さぶりをかける程度の事しか出来ませんが、それでもいくつか足掻けるポイントをお伝えします


・魔を刻むは先に打ってもよい

 何に置いても言えてしまう基本ですが、誘発を受けてもよいカードからプレイすることを心掛けます
 イビルツイン側の初動が1枚の場合、とりあえずデモンスミスのサーチから揺さぶりを掛け、うららをチェックしてみてもよいです。サーチしたトラクトゥスサンクトゥスの効果まで行くとルリー等が盤面に出てきてLive☆Twinの効果を阻害しまうため、デモンスミスで釣れなければ諦めてLive☆Twinを召喚します

 ただしLive☆Twinの下級本体ではなくトラブルサンしかない場合、ドロバをケアするためにはトラブルサンから入った方が良いかなと思います
 単純にイビルツイン側の初動が2枚(Live☆Twin+トリートやフロストなど)分ある場合、Live☆Twinに誘発を受けても展開が継続できるため、とりあえずLive☆Twinを召喚して妨害を踏みに行きましょう


・トラブルサン、パスフレーズはなるべく見せない

 イビルツインの基本ですが、とりあえず初動のLive☆Twinを握れていたらその召喚から入りたいです
 どこかしらに誘発を撃たれて初めてトラブルサンからフロストかトリートの必要な方を持ってきましょう

・魔を刻むの蘇生効果はある程度遅らせてもいい

 実は展開ルート③のEリィラの効果による蘇生を止められるとリンク値が2減ってしまい、1枚の貫通札で立て直すのがとても困難になってしまいます
 そしてその際トラブルサンないしはキスキルフロストを所持しているならば、Eキスキルを戻して魔を刻むを特殊召喚しておきフロストと魔を刻むでキスキルを出し直す方が無駄がない場合があるため、キスキルが蘇生できるかどうかまで様子を見ながら魔を刻むを蘇生しても良いかなと思います(もちろん後攻の場合など、そうも言ってられない場面もあるかと思いますので臨機応変に)


・Gにはビタ止まり

 このデッキは初動に増殖するGを貰ってから妨害を構えられるまでに特殊召喚する回数が半端ないため、食らったら基本的にビタ止まりするべきかなと思います
 ただしリィラからフロストを特殊召喚するタイミングでGを貰った場合、その場でEキスキルを出すと増殖するGのドローに反応してフロストのドロー効果が発動できるのは覚えておいて損はないかなと思います。妨害が無さすぎて流石に不安な場合など、フロストのワンドローにお祈りを掛ける事は無くもないです。ただし無闇にこの動きをして、無駄に相手にワンドローを与えるのはやめましょう
 なお、ドロバを持っている場合は増殖するGのドローを止めつつ無理矢理展開してもOKかなと思います(キスキルの1ドローは我慢するしかなくなりますが…)


おわりに

 一時期はスプライトのお陰でLiveTwin1枚からの展開もそれなりに強かったのですが、OCGにおいてはスプライトエルフが居なくなりLiveTwin1枚から展開を伸ばすことが難しくなっていました
 デモンスミスはそんな所に差した光明であり、効果の噛み合い上本当に強い相方なのでとてもありがたいです
 誘発目当てや、ご友人と一緒にとりあえず買ったタクティカルトライデッキがお手元にありましたら、構築強化の案として参考にして頂けたら幸いです
 最後までご高覧いただき、ありがとうございました

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