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ONE PIECE FILM REDについて

1.シャンクスの娘ウタ

~久しぶりにワンピースに興味を持った~

僕は、中高生の時代ワンピースオタクであることを自負する程度にはワンピースが好きでした。もちろん全巻持ってたし、はまり込んでいました。
しかし、大学に入学したあたり、ストーリー的には頂上決戦終わって二年後入ったぐらいからあまり単行本も読まなくなり、10巻分くらいたまったら一気に満喫で読むぐらいの距離感でした。
しかし、その僕がFILM REDの宣伝文句を見てぶったまげました。あのルフィに麦わら帽子を渡した張本人であるシャンクスに娘???しかも、アイドルで歌姫でyoutuber??どゆこと??(笑)しかも、曲はadoだし、「新時代」とかいう曲は神だし、ウタちゃんかわいいしでめちゃくちゃ興味を持ちました。
言っていませんでしたが、私という人間は曲からコンテンツに入ることが非常に多く、Lemonを聞いてアンナチュラルみたし、I love…聞いて恋つづみるし、アニメはまずopを聞くし、とかなり曲とコンテンツとの親和性という部分に注目しがちなので、とりあえず「新時代」が神曲という時点でかなりぶっ刺さっておりました。
ここから、私は90巻までしか読んでなかったワンピースを103巻まで満喫で読み、この度ONE PIECE FILM REDを見に行ったのでした。

2.感想(ネタばれあり)

~ワンピースというよりはウタという一人の女の子の物語~

僕がこの物語を見て最初に思いうかんだ感想は2hのadoのMVfeat.ONEPIECEやんというものでした。まったくディスっているわけではなく僕なりに的確に表しているなと思ったのですが、物語は基本ミュージカル調で描かれており、ウタのLIVEシーンや、戦闘のシーンなどの気合の入り方は昨今のアニメ映画の中でもかなりのものだったんじゃないかと思います。
また、物語はウタという一人の女の子が夢をかなえるために必死でもがくそのような内容となっていました。
最初にadoがこのワンピースの世界の歌姫を演じる(曲だけですが)と聞いて少し違和感を感じました。なぜなら、adoさんってどちらかというと万人受けする歌姫というよりは少しとがっている寄りというか言い方を気にせずに言うと歌姫のイメージではないなと感じたんです。
しかし、物語の中身を見るとadoさんが抜擢された理由にめちゃくちゃ納得しました。物語の中でウタはかなり大きめのトラウマを抱えており、その感情のままに行動してしまう歌を奏でてしまう(ウタの能力でもある)シーンがあるのですが、その時に流れた曲が「Tot musica」という澤野弘之さんが作曲を手がけた曲です。
これもうまさにadoさんの声にめちゃくちゃぴったりだし、とんでもなく怒りや悲しみそして辛さなどが伝わってくる。とても歌姫という言葉には似つかわしくないような仕上がりとなっています。
しかし、ここはadoさんにしか出せない味だなと感じましたし、adoさんかっけえなと思いました。
つまり、ウタの曲を歌ったのがadoでほんまにバチハマリ役だなと思ったしadoのファンになりました(もともと知ってはいたが、こんなにハマるとは、、、)
ぶっちゃけワンピースの内容としてはシャンクスの覇気強すぎだろふざけんなとか、なんでビックマム海賊団出てきたんだよとかぐらいの感想しかありませんが、まぁ総じて面白かったです。
ワンピースの映画というよりはウタという一人の女の子の物語としてみたほうが美しく感じましたかね。

3.この映画が目指したかったもの

~おそらく、最終章へ向けての景気づけなのでは~

この映画めちゃくちゃ興行収入いってるらしいんですよ。今のところ2週間強で8~90億ぐらい(大体)らしいので、まぁ100億円は時間の問題でしょう。最近、アニメ映画の勢いすごいですよね。僕はほんまにアニメ映画大好物なのでいろいろ見たらまたレビューしていきたい。
この映画の監督のインタビューに書いてあったんですが、作成する前にここ何作品かのワンピースの映画のデータ分析を徹底的に行い、どのようなファン層が見に来ているかや、当時のスタッフ構成、動員数、男女比などを調べ上げたそうです。そして、「劇場に足を運んでくれるファン層」をつかむためにいろいろマーケティングを行ったようですが、かなりそれがぶっ刺さったのではないかなと個人的には感じています。
まさに、ワンピース好きで、シャンクスの娘とかいうパワーワードにやられ、adoの曲で堕ちるというターゲットされてんなーという層の一人ですが。かなり、楽しめました。
皆さんにも是非お勧めです!!

おわり

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