統合失調症って治療しないとどうなるの?
こんにちは
都市型地域医療研究所の小原です。今日はクリニック中野の芳賀先生に統合失調症を治療しない場合どうなってしまうのかお話を聞いて行こうと思います。
まずは統合失調症のおさらい
「幻覚や妄想を伴う病気です」
「体質でなってしまうものです」
「場にそぐわないドバミンが出る違和感が中核症状にあります」
治療しない影響
「幻覚や妄想がひどくなることがあり、この状態を陽性症状と呼びます。自身や他人に害を加えることもあり、警察に保護される方もいます。全体の2~3割が入院に至ることがあります。」
「残りの7~8割の方は、無為自閉的(うつのひどい状態)になり自分に閉じこもる、陰性症状が現れる方がいます。家の中に引きこもってしまう事が多く、周りに害を与えることは少ないです。」
無為自閉症状がひどくなり内服・治療ができていないと・・・
内服・治療ができていないと、仕事していたのに仕事ができなくなる、外出できていたのに外出できなくなるといった状態になり、重いうつ病と区別がつかなくなります。人としての人格水準が低くなり、下がったものが元に戻りにくくなってきます。
人格水準が低くなるという事は??
人格水準が低くなることを例えると…
20~30歳まで仕事をしていました。30歳から仕事を休んでいて、身体の整容が整わない生活をしていました。40歳から治療を開始しましたという経過を辿ったとして、20~30歳までの仕事をしていたご自身の状態に戻すことは難しくなっています。
治療を始めたら・・・
向精神薬を内服すると自分が抑えられている感覚になり、あまりよくない感覚になります。そうすると、薬をやめたくなってしまいます。
薬を辞めてしまうと、、、
陽性症状や無為自閉症状が表れます。そうするとやはり人格水準の低下がみられます。
できるだけ、未治療期間や治療しない期間は取らないようにして治療を継続していきたいと思っています。
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