【シャニマス】5thライブ前に「セヴン#ス」を読む時間がない人のための予習メモ
0.はじめに
3月18、19日の5thライブを楽しみにされている皆様こんにちは。
噂を目にした方もいるかもしれませんが、5thライブでSHHisの「セヴン#ス」の内容を踏まえた新発表があるのではと予想されています。
だがしかし、忙しくてシナリオを読めないという人も多いはず。
ちょうど私のリア友がその状況にあるのですが、ライブ当日に「え、知らん…」と置いてきぼりになってしまうのはあまりにアレ。簡単なまとめを作りました。
せっかくなので同じ状況の方がいましたら、心の準備に使っていただければと思います。
ここから記事のコンセプト上、ネタバレを含むのでご注意ください。
なお、なるべく話の骨組みの説明に留めるよう注意しましたが、シナリオの肉付け部分が非常に感動的な物語なので、もし時間を作れたら読んでみてください。
1.次の5thライブで何が発表されそう?
もったいぶらずに結論から。こんなことはありそうかなと予想しています。
天井社長と283プロへの敵対ゲージが相変わらずMAXの斑鳩ルカですが、何かしらの形で迎え入れることになりそうです。
詳しくはまた後で説明しますが、「セヴン#ス」のエピローグがシャニPと天井社長のやりとりからこのような推測がされています。
(1)ルカ移籍説
実現可能性はさておき真っ先に思いつく話かと思いますが、物語、ゲームシステムの両面で実現が難しい説です。
しかし、実現すれば既存ユーザーへの強いインパクトになることから、制作陣が挑戦している可能性もゼロではないかと思います。
何よりも283プロ以前の天井社長の業が分かりやすい形で清算されるという良さがあります。
(2)Sカード実装説
システムとの折衷案としてゲスト出演的なサポートカードを実装する可能性もあります。
パワプロ系育成ソシャゲでよくある友人・サポート枠と考えると、善村さんはじめ数々のモブキャラを取り込める可能性があり、意外と面白いかもしれません。
ただし、わざわざ「セヴン#ス」を根拠にする必要がない説ではあります。
(3)CDシリーズ加入説
最後に、順当なところとしてCDシリーズ参加が考えられます。詳しくは後で説明しますが、作中で天井社長が「キャンバスに新しい1枚目を描くのか」と言及していることからシナリオのフレーバーとしては申し分ないです。
既に「神様は死んだって」が配信されていながらもまだCD化はされていないため、可能性としては一番高いのではないかと思われます。
と、大体こんな感じのことが起こりそうだと予想しています。
あと私の願望ですが、これからギミー先生が4コマにルカを登場させて好きにイジってくれると嬉しいですね。
2.何が起こった「セヴン#ス」エピローグ
では、283プロなら何人たりとも許さねえ状態のルカに、どうして歩み寄ろうとしているのか。
それはエピローグのシャニP・社長のお話@夜の社長室が根拠となります。
(1)これまでの復習
まず先に「セヴン#ス」前後の情報を整理します。
これまでの情報をかいつまむとこうなります。
特に重要なポイントは天井社長が「八雲なみ」を売るため強引なプロデュースをし引退に追い込んでしまったという過去でしょう。
たとえば、彼女の希望に沿って制作されていた楽曲「そうなの?」は、リリース時には歌詞もタイトルも「そうだよ」に変えられてしまいました。
結果、「そうだよ」は彼女の最後の楽曲となってしまいます。
(2)「セヴン#ス」で明らかになったこと
シャニPは八雲なみの関係者たちに調査をしていくうちに、社長となみの衝突の経緯、社長なりの事情や贖罪の意思があることを知ります。
その中で偶然ルカ=八雲なみの娘であることまで知ることになります。これによって彼女の強い敵意は母をないがしろにされた恨みであることを理解しました。
これまで画面のこちら側のユーザーがおぼろげに察していた事実を、シャニPが確定情報として知ることになったのです。
(3)シャニPから社長への提案
ではこれを知ったシャニPは一体どうしたのか。
シャニPが社長の構想にはない新企画を持ち込みます。
ここから具体的な中身は伏せられたまま話が進行していくため、想像するしかないのですが、大枠としては283プロの過去の清算を目的とした企画を提案するものでした。
なぜこのような提案に至ったのか、ここまで経緯のからシャニPの心境は次のように推察できます。
八雲なみたちへ十分な埋め合わせされていないまま、自由で居心地の良い283プロで活動をすることの後ろめたさを感じている。
天井社長の失敗を同じ1人のプロデューサーとして痛みを共感し、社長が過去を悔やみながらも解決できずにいる状況を変えたいと感じている。
(4)提案の内容は
では、一体何を提案したのか、ヒントになる箇所をピックアップします。
天井社長がラストシングルと言い切る「そうだよ」に終わっていない何かを読みとり、それを作り直したいという提案がされます。
この「終わっていないもの」が何を指しているのか、芸能活動を終えてしまった八雲なみに対する斑鳩ルカのことなのか、アイドル本人のやりたい方向性を貫けなかったことなのか、含みを持たせた表現がされていました。
以上が新発表に関係しそうなポイントの紹介でした。
具体的にどのような企画が立ち上がったのか、答え合わせは発表待ちというところですね。
3.「セヴン#ス」の物語全体の話
5thライブ関係しそうな話は概ね説明し終わりましたので、ここから先は補足です。
そもそもSHHisシナリオでなぜ天井社長やなみ、ルカの過去を探ることになったのか。話全体の流れを大まかに紹介します。
話の出発点はSHHisの2人への「八雲なみを振り返るイベントでライブパフォーマンスをしてほしい」というオファーでしたが、これをめぐり主に2方向へ物語が並行して展開していきます。
1つは「イベント当日に向けたレッスンの進行」、もう1つは「八雲なみを理解するための過去の解明」です。
(1)SHHisのこれから編
今回もすれ違いに端を発してにちかがリタイアしてしまいますが、問題はその代役にルカが名乗りを上げたことです。
当事者にそのつもりはなくとも、美琴がにちかとルカのどちらかを相方に選択するのかという構図が出来上がり、物語のターニングポイントを迎えます。
最終的にはこのカードの結末に至り、SHHisの2人が前を向く一方でルカが奈落の底へ落ちていきます。
このように明暗が分かれていったこともまた、シャニPに後ろめたさを感じさせたでしょう。
(2)なみとルカのこれまで編
(1)のこれから編で美琴がにちかを選んだ理由は、過去を振り返るこれまで編で明らかになります。
美琴はより良いライブパフォーマンスのためににちか自作の八雲なみ研究ノートを借りるのですが、なみをめぐる謎や空白を明らかにするために自身の伝手で関係者を当たっていきます。
この調査の結果、美琴は歌やダンスのクオリティ以外の魅力に目を向けるようになり、にちかと再出発します。
ここの気付きも心に響く場面なのでぜひテキストを読んでいただきたいところです。
また美琴とは別にシャニPも八雲なみのことを調べていくのですが、その結果は先ほど説明したとおりとなりました。
八雲なみの過去を知ることと、今それを表現すること。
「セヴン#ス」はその2方向の話を展開させることで、SHHisの歩む物語と283プロの過去の物語を折り重ねて描いていました。
4.おわりに
以上、5thライブ前に「セヴン#ス」を読む時間がない方たち向けの予習メモですが、もし役に立ったならば幸いです。
くどいようですが、シナリオ本編は画面演出も相まってすごく面白いのでぜひ読んでみてください。
と、言いながらも私自身、前回の「モノラルダイアローグ」から約1年ぶりに「線たちの12月」と「セヴン#ス」を慌てて読みました。
サボってはいたものの、読んでみるとやっぱ面白いですよねこのゲームのシナリオ。
千雪のSTEPも読みましたが素敵でした。
気が向いたタイミングでまた感じたことを発信してきたいと思います。
5.おまけの雑感想置き場(にちか多め)
ここから先はただとりとめもなく好きなシーンを挙げて「いい…。」する雑記です。
○はづきさん不在の間に作りおきご飯を食べてたにちか
滅茶苦茶落ち込んでメンタルが参りかけていても身体が正直に訴える空腹に耐えられなかった感じ、よく分かります。
多分にちかは、頭ではどこまでも絶望したいと考えているのに、一口ご飯を口に入れたらその温かさに満たされていく感覚を自覚して、どうにも情けなくて涙が流れ始めるんだけどそれでも手を止められずに食べ切ったんじゃないかと思うんですよね。
一生懸命生きているから、そうなるんだよなあ。
○選んでもらえるまで
またにちにちしてリタイアしたのか…と思っていたところでこのセリフ。
みっともない自分から目を背けるわけでもなく、過剰に卑下するわけでもなく、諦めるわけでもなく、ただ自分の状況を正面から受け止めるこの言葉を言えるなんて、なかなか言えることじゃないです。
これまでとは一味違うにちかを感じ、胸が熱くなりました。
○ルカのマネージャーさんは美琴も忘れていない
ルカへの心配で頭がいっぱいになっていてもおかしくないのに、ルカマネさんが美琴のことも気にかけていたことにちょっと驚きました。
確かに美琴とルカがコンビだった頃からのマネージャーだったら、完璧すぎて逆に難しい美琴のこともずっと気にかかっていたよなあと。
短いながらもこういう「あ、そっか」となるセリフがあると、より物語のリアリティが高まるから良いですね。
○小さなステージに立っていた七草家のアイドル
にちかのアイドルの原点が幼少期の記憶にある、というのは情報としては出ていたかと思いますが、こうやって場面の回想で表現されると切ない気分になりますね。
はづきさんが少し冷ややかなところもいいアクセントです。
この後にビールケースを見かけた際、美琴と二人で箱の上には立てないことを確認した場面も中々に示唆的でした。小さなステージの上にはもう戻れないけど、大きなステージに2人で立つしかない。
そんな場面だったように思います。
○これらのSHHisはどうなる
で、問題はこれまで上げては落としてを繰り返してきたSHHisシナリオが、このまま2人を前向きなままでいさせてくれるのかということです。
正直に言ってここはもう一波乱あるのではないかと思います。
というのも、今回のルカとにちかをめぐる美琴の決断でなんかいい雰囲気にまとまりましたが、美琴の最適解を求めるスタンスには何も変わりはないからです。
にちかがしょげて動けなくなったところ、普通のストーリーなら相方として励まして立ち直らせるか、一人で舞台に立って相方のポジションを空けてみせたりするところだと思うんですが、美琴はあっさり代役を受け入れるんですよね…。
そしてそれ以上に問題なのはルカと舞台に立つ決定をしながら、一方でにちかと八雲なみの研究を続けているところでしょう。
これ、美琴が両方に良い顔をしているホストムーブみたいで嫌という人もいたんですが、私にはそうは見えず、どちらかというと私情を排して徹底的に適材適所人事を進める辣腕経営者みたいなムーブに見えました。
にちかがステージに立てないなら、スキルも経験も十分なルカを選ぶのもやむなし。
しかし八雲なみの研究が難しいとみればにちかに協力を求めることができる。そこに人物の好悪は判断基準に入らない。
美琴って決してルカのこともにちかのことも嫌いじゃないと思うんです。
むしろ美琴にしては2人でカフェへ寄るという珍しい行動をルカともにちかともやっているので、好印象を持っているように読めます。
けど、多少ダメなことがあっても目をつぶって一緒に協力しようとはしなくて、どこまでもビジネスライクに「役割を果たせないなら降りてもらうし、代わりを充てる」を徹底しているんですよね。
良い成果を上げるためなら何でもやろうとする美琴への突破口はやはり「美琴はにちかにとってのアイドル」であることなのでしょう。
今回の「セヴン#ス」でははづきさん経由で聞いたに過ぎないため、次の波乱が起き際には直接にちかから美琴へ伝えてもらえるのではないかと期待しています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?