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NISAのNってなんのN?

NISA制度が「10年間の期間限定制度」として誕生したのは2014年のこと。当初は、既に投資になじみのあった人達がサクッと取り入れて
「限度額上げてほしいわ~」
「非課税期間、たった5年か~」
なんて言っているのを耳にしながら
「いやいや、あなたみたいな熟練投資家の税をまけてあげるためにできた制度じゃないから(笑)」
なんてツッコミを入れていたものです。

ご存知の方も多いかとは思いますが、NISAの正式名称は、少額投資非課税制度。
文字通り「少額の投資から生じた利益については非課税でOK!」という税制優遇制度で、「貯蓄から投資へ」を合言葉に、これまで投資になじみのなかった人たちにも投資に参加してもらい
預貯金に眠っている日本人の金融資産を市場へ流入させたい!
ひいては日本経済の活性化を図りたい!
という狙いで設けられたものです。

ところでこのNISA、どうしてNISAって名前なのか知ってる?
「は? ニーサン?」
「ニーサンじゃないよ。ニーサだよ」
なんて…ふざけていたのは最初の頃だけ。
みなさん名前の由来など気にすることなく
「NISAはNISA」とすっかり受け入れておられるのではないでしょうか。

という訳で、別に知らなくったって困りはしないけど
チョッと気になる ♪
と思ってくれた人は続きをどうぞ。

NISAとは、英国のISA(Individual Savings Account/個人貯蓄口座)をお手本に取り入れたもので「日本版ISA」がその語源です。
そう。NISAの≪N≫はNipponの≪N≫なのでございます。

ひょっとしたら…関係機関はこの愛称を決める際、冠をNippon にするか Japan にするか、迷ったのかもしれないね(知らんけど)
もし Japan を採用してたら…制度の愛称は JISAになってた?
「ジーサン?」
「いや、ジーサだよ」なんて(なんかゴメン)

さて、そんなNISA制度が終盤に近付いてきた2020年あたりから急激に多くの人に広がり始めたと感じています。
そして2024年に入り、圧倒的にメリットを拡大してスタートした新NISAは、今後もますます広がっていくことでしょう。

そのこと自体は基本的に歓迎なのですが、個人的には違和感もふつふつと。
「勧められたので」
「みんなやってるから」
「わからないけど」
と言いつつ、少なくないお金をつぎ込む人が増えたことは気がかりです。
(生命保険にも同じこと言ってなかった?)

投資の結果を負うのはほかの誰でもないあなた自身です。
最低限知っておくべきことは、きちんと学んでから始めましょうね。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

追伸:三択クイズから来てくれた人へ
という訳で、クイズの答えは
①税金かかりません。No Tax の N でも
②自然に殖えますよ。Naturally の N でも
③新しい制度です。New System の N でもなく
「NipponのN」が正解でした。怒らないでね~(*^^*)
この世の中、用意された選択肢の中に正解があるとは限らない!
そして場合によっては、選択肢のうち正解が一つだけとも限らない!
特にお金の世界は、人によって、タイミングによって、あなただけの正解が幾通りも。
自分ひとりでは迷ってしまいそうなとき、私が寄り添いますので、ぜひぜひお声かけくださいね。


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