福田屋百貨店創業90周年
今年、福田屋百貨店は創業90周年を迎えました。
これもひとえにお客様、地域の皆様、お取引先様の長年に渡るご愛顧の賜物でございます。
改めて御礼申し上げます。
創業90周年企画として、動画を作製致しました。
先日、先行して福田屋公式Xにて動画を投稿したところ、多くの反響を頂きました。多くの方々から、お祝いのお言葉や昔、福田屋にご来店されていた時の思い出のメッセージが届いています。
福田屋百貨店は、多くの方々の支えがあって90年もの長きに渡り事業を展開することが出来たんだと、福田屋の広報を担当する者として感無量な気持ちになりました。
動画の冒頭は、今から90年前、創業者の福田直次郎が店舗を構えた宇都宮市みはし通りで撮影を行いました。
創業当時の写真が、福田屋百貨店本社倉庫に眠っていました。
本社倉庫に眠っていた写真には、七夕飾りがされた宇都宮市商店街の様子が映っています。日差しが強いのか幼子を連れた母親の手には日傘。
90周年の動画では、日傘を差した母親、娘、父親が、祖父母と福田屋百貨店の創業の地で待ち合わせをするシーンから始まります。
宇都宮市みはし通りで店舗をスタートさせた創業者 福田直次郎はどのような気持ちであったのか。
また、福田直次郎が歩んだ商人としての人生は波瀾万丈でありました。
創業当時は、老舗呉服店や飲食店が多く立ち並ぶ、バンバと宇都宮市民が呼ぶ繁華街が広がる宇都宮市中心市街地。
その後大手百貨店が軒並み、宇都宮市街地に出店。
福田屋百貨店は、食品など取り扱い品目を増やし、また、宇都宮市以外の栃木県の都市に店舗を構えるネットワークを確立して行きます。
車社会の浸透は、宇都宮市街地の慢性的な渋滞。そして駐車場不足を生みました。
宇都宮市、商工会議所等が中心となり渋滞と駐車場不足への対策を進めて行きました。
時は、高度経済成長、そしてバブルの頂点へと進む途中でした。
今後の企業としての成長を考え、消費の拡大(団塊ジュニアの成人)を見越し、福田屋百貨店経営陣は大きな決断をすることになりました。
宇都宮市郊外への店舗移設です。1994年 FKD宇都宮店開店。
この決断は、企業としての創業以来の大きな、大きな経営判断だったと推測されます。
創業者 福田直次郎は常に、大きな壁の前に立ちながらも、経営者としての判断をし、そして挑戦し続けました。
福田直次郎のDNAは、現社長の福田宏一に引き継がれ、2003年FKDインターパーク店の開店に繋がります。
福田屋百貨店は、創業90周年を迎えました。
創業者福田直次郎をはじめ、先人達が常に挑戦し続けたように、これからも福田屋百貨店は挑戦し続けて行きます!