NIPT検査をしました

妊娠10週〜15週（可能なら12週〜？）の間にできる検査をしました。
私は産む時に30歳になります。
クアトロ検査にするか、そもそも検査しないか、色々と悩みましたがNIPTをすることにしました。
参考になれば嬉しいです。
直接的な書き方をしているのでご注意ください。
また、私は検査の結果陰性でした。
センシティブな話になりますので、こちらを踏まえた上でお読みいただければと思います。

私が検査をしようと思った理由は、ダウン症の子供を育てられないから。
金銭面的に（将来的に自立できる子供でないと）厳しいこと、
主人が異動を伴う職種であり海外勤務も見据えていること、
主人の会社で、とても優秀で優しい素晴らしい上司に障害のあるお子さんが産まれて出世コースから外されてしまっている人がいること（これはそもそもその会社がおかしいのだと思いますが転職する予定もないのでとても気にしてました）、
共働きのため1人で留守番や通学ができないと厳しいこと、
歳の近くなる親戚の子供が健常者であり、周りの目がとても気になっていたこと（プレッシャーですね）、
この辺りを気にして妊婦健診の際に先生に相談しました。

先生は、検査する必要が無い、染色体以外にも障害がたくさんあるのに染色体異常しか分からないのに、年齢的にも必要ない、とのことでした。
出産する産院はたまたま国の認可を受けたNIPT検査が可能だったこともあり悩んでいました。
入院した際にセカンドオピニオンに意見を聞くと、やりたければやればいい。とアッサリした答えをいただき改めて検査を考えることになりました。
考え方の違いですね。

既に産んだお母さん友達に聞ける訳もなく、いま妊娠してる人にも聞ける訳がない、かなりセンシティブな話題だったので一人で悩み続けました。
夫はどちらでもいいけれど、そりゃ問題なく産まれてほしいという意見でした。
気の知れた友人に相談した時、あなたは産んで顔を見て、思ってた通りではない赤ちゃんが産まれてもすぐに受け入れられる？国からのサポートはあれど、頭を切り替えられる？受け入れるのって難しいよ。と言ってくれました。
これがかなり刺さりました。
また、染色体検査はダウン症だけではなく心臓病のリスクなども発見でき、さらに出産後1年以内に亡くなってしまう場合があるかどうかも分かる事を知りました。
苦しい思いをして喜びながら産んで、1年間介護をして、この子はどんな大人になるのかなと思いながらさようならをしないといけない、その状況を想像した時、ただでさえ弱い私のメンタルでは絶対に耐えられないし死んでしまいたくなるかもしれないと強く思いました。

更に、やっぱりどうしても口では気にしていないような言い方をしてきても、
自分と主人の遺伝子が掛け合わさった子供の顔はダウン症ではない形で見たいと思い、NIPT検査を受けることにしました。
ですので、もし陽性だった場合はさようならをしようと決めていました。
この覚悟を決めるのに時間がかかりました。考えるだけで悲しくて寂しくて涙が止まらない日もありました。でも、私は子供と別れるために産むわけじゃない。想像している未来とかけ離れてしまって自分が辛くなることを望んでいる訳ではない。と考えてました。

検査前に診察を受け、カウンセリング後に採血。
2週間後に結果が分かり、陰性でした。
数値など見せてもらえず正直なところ約15万円を払って陰性/陽性の2文字なのかと驚きましたが、とても安心しました。
検査結果が出るまでは毎日悪夢にうなされ、眠ることも難しくあまりいい気分ではありませんでした。

私の年齢だと検査結果がうまくでないとか、病院からはやらなくていいと言われるかもしれません。
私の親世代はクアトロ検査も無かったようですし、当たり前に産んでいたのだと思います。
ただ、母は、産まれて顔を見るまで不安だったと話していました。

クアトロ検査など、ほかの検査にしなかった理由としては、精度の高さや結果のわかりやすさがNIPTはずば抜けてると感じたからです。
クアトロ検査の結果のパーセンテージを見ても不安が無くなるか分からないし、精度もNIPTの方が高いのでいいなと思った次第です。
何度も検査してその度に神に祈るのもメンタルに良くないと思ったので……。
ただ、もちろんその分高額ですし、国の認可を受けていないクリニックが多いことも事実だと思います。
これに関しては、私は絶対認可を受けているところで検査すべきだと感じてます。
結果が国に保証されていないのにお金を払って嘘の結果が出ても嫌じゃないですか。

また、今回検査した病院では、NIPT陽性の場合に羊水検査をする金額も含まれていました。
陽性であれば次のステップがあるわけなので、最終的な判断が下されたあとのことまで考えて責任を持って取り組む検査ですよね。
皆がやってるとか、年齢が気になるとかだけではなく、考え受け止める時間がとても大事だと思いました。

もちろん今回陰性だったからオールオッケーというわけではないのも分かってますが、学のない自分でも馴染み深いダウン症に関する検査を一旦クリアしたので本当にほっとしています。
スクリーニング検査なども重ね、産まれてきた子供が産まれてすぐ亡くなってしまうことのないように万全を尽くせればいいなと思ってます。
数万円で命が助かるのなら、いまお金をかけておきたいです。

私のように心配性の方は、考える時間が短くて焦ってしまうと思いますが、陽性だったらどうしたいのかを先に考え家族で話し合ってから、検査をするかしないか考えてみてください。
何らかの病気や障害が見つかった時、そのタイミングが産まれてすぐなのか、お腹の中にいる時でまだ数ヶ月時間があるのか、その辺りは重要になってくると思います。