日本人が少ない国の「日本祭り」
外務省のHPに世界の日系人の数(海外日系人数推計)が出ている。
私のいる南米ではブラジルが世界一の日系人数で270万人。
続いて、ペルーが20万人。
1 ブラジル 約 2,700,000 人
3 ペルー 約 200,000 人
7 アルゼンチン 約 65,000 人
13 ボリビア 約 13,000 人
16 パラグアイ 約 10,000 人
27 チリ 約 3,600 人
(2023年10月1日現在 数字は世界での順位)
私のいるウルグアイは、というと…
45 ウルグアイ 約 460 人
ウルグアイの全人口が340万人と静岡県くらいなので少ないのは仕方ないが、「南米=日系人」というイメージとはかけ離れている。
さらに、在留の日本人数となると310人。世界50位にも入らない。
首都モンテビデオを歩いていても日本人に会うことはなく、自動車やバイクを除くと、日本を感じるものは極めて少ないのが現状だ。
そんなウルグアイで先日、日本大使館などが主催して年に一度の「Festival de Japón(日本祭り)」が開かれた。
会場は首都モンテビデオの博物館の敷地にあるJardín Japonés(日本庭園)。日本とウルグアイの国交80周年を記念して2001年に開園した。
当初の予定日が嵐の天気予報だったので一週間延期したのだが、それが功を奏して当日は見事な晴天。
会場には日本の盆栽、アニメグッズ、日本食などのブースが並び、普段は感じられない「日本感」がたっぷり。
会場の奥にはイベントスペース。さまざまな武道の演武が披露された。
もちろん、私が所属するウルグアイ合気道連盟も。
演武の後は我がJICAのブースで行われる折り紙教室に参加。
折り紙ってすごく興味あるみたいで、ブースにはひっきりなしに人が。この日のために特訓した、鶴や兜、手裏剣といった基本的な折り方を駆使して午後はひたすら「折り紙マシーン」と化しました。
日系人が少ない、日本人が少ないってことは裏を返すとそれだけ日本文化を新鮮に感じてくれてるってこと。
晴天の下、大盛況となった日本祭りでニコニコしているウルグアイの皆さんを見て、日本の良さをもっと知ってもらいたいなぁと思った一日でした。
【おまけ】
せっかく特訓したので、後日、子供のクラスで折り紙教室を開きました。
コチラもメッチャ喜んでもらえました(^^)
では、また。