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3つ目のあじ(ハニーマスタード) "甘さ"と"辛さ"のコンビネーション

『・・・はぃい?!』
咲凪は驚いた、というより困惑していた。だが状況を飲み込むのだけは早かったようだ。
「ここにあるフレーバーを順に全て食べてみようと思うんだ。なので最初はサクナちゃんに決『ハニーマスタード!』

咲凪の即答により俺の言葉は制止された。

「・・・おー、ハニマスと来たか。」
『だってぇ、名前だけ見て選んだらこれになるでしょ?』
まーそりゃそうだな、と。

自分でやる順番決めればいいじゃねえかと思う人も多いだろう。ただそれをやってしまうと後半が「あいつが後回しにした味」という若干しんどいイメージになってしまう。
なので、レギュラーフレーバーについては自分で決めない。咲凪を始めとした「身を任せられる流れ」に自分の運命を決めてもらおうじゃないか。
これならば最後まで残ったフレーバーに変な誤解は生まれないだろう。

そんな俺の考えを知ってか知らずか、咲凪は俺の運命を文字通り"適当に"決めてくれた。


そしてこの企画をやる上でもう一つ大事にしたこと。

次回予告だ。
やっていく覚悟を示すためにね。
Twitterでは企画時(22年5月時点)放送中である某特撮作品の次回予告パターンをそのまま使用した。さすがにnoteでは先を考えオーソドックスにする。
まあこれ、見方を変えると「殴り込み予告」とも取れちゃうんだよね。


あ、お待たせしました。ようやくザンギの登場です。


5月21日。
場所は恵庭市内フレスポ恵み野。

ピロザンギのキッチンカー、通称ピロザンギカーを発見。
早速ハニーマスタードを3ピース購n・・・なんだ?隣のおむすびキッチンカーとのコラボ商品?
じゃあそれも買う。

某マッ○と書いたが、KとかMとかLとかのマスタードソースってややマスタード強いのよ。
マ。クのは甘味強いのよね。
ハニマスにはそれを上回る甘味がある。だがそれだけじゃなく粒マスタードのおかげで甘ったるくないの。
スッキリしてるがキレもある。

で、一緒におむザン弁当も。

食べ終わり買い物。
フレスポってホームセンターやらスーパーやらドラッグストア等々揃ってるから買い物がしやすい。

帰る前に夕飯用のザンギを買うためにもう一度ピロザンギカーへ。
ここで、覚悟はしてたが予想通りの事態に。
「はぴすたさんですね!」

ゆーきゃん/YOUCAN
ピロザンギカー店主として道内各地を回っている。
明るい接客に定評があるがその裏ではベテラン職人の顔を持つ。

「(バレちまったか。。。仕方ない)はい、確かに私がはぴすたです。」
多少の話をしつつ、夕飯用のザンギを購入。
この時、ハニーマスタードを買ったことで「食べたのと同じものを持ち帰る」というルールが出来上がった。

なお持って帰ったのは温め直しせずに食べてます。
いやーほんと旨かったわー。

後日、カフェKarenにて。
「サクナちゃん、ハニマスすごく美味しかったよー。」
『そうだったんだー、じゃあ選んだ私が凄いってことでしょ?褒めて、ねえ褒めて。』
咲凪は悪戯っぽく微笑んだ。マスク越しでもその表情は伝わった。

「う、うん。。。ありがとね。じゃあ、次を決めてもらおうかな。」
『じゃあ・・・次はー、これね。』
「これ?!」(続く)

サクナ「次回の、おはなしはー?」

「女子はこう言うのが好きなの。」
「はいチーズ大根ねー」
「これって、こう言う味なんだな。」

次回 4つ目のあじ 今時の女子は"にんにく"を好む

「お客さん、あんた大変な企画に手を出してしまったな。」


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