MAKUHARI英語王選手権(東大編)②
10月20日(日)に開催された【MAKUHARI英語王選手権(東大編)】。
みんなで問題を解いた後は、ECCジュニアBS幕張ベイタウン教室卒業生でもあり、現東大大学院2年生の池田奈穂ちゃんにお話をしてもらいました。
限界を超えるまで努力した先に見えるもの
ECCで学習した小学4年生から高校3年生の間に、「辛かったこと」「楽しかったこと」を聞きました。中学1年生の時に、入賞もできなかった教室大会。その日から「毎日音読・シャドーイング練習をする」と決めて中学2年生の時には県大会進出。そして、中学3年生の時には全国大会まで進めたこと。
毎日練習して、いざ、全国大会への審査スピーチを録音するという日に、スピーチを聞いた私に言われた言葉がとてもグサグサと刺さったそうです。
「なおさ、それ本当に最高のスピーチだって思ってる?」
その言葉に傷ついて、泣きながらお家に帰った奈穂ちゃん。「今の自分が最高なのに。めっちゃ練習したのに。」でも・・・と、次の録音の日まで練習。この時に「限界を超えた」感覚になったそうです。
もう無理。と思った時に、いや、もう1歩と行動できることの大切さに気づいたそうです。
高校受験・大学受験につながる勉強法
「日常の小さな積み重ねが、試験本番の時に、自信につながります」
中学生の時にはみんなより15分早く学校に行って、苦手な化学の勉強をした。
高校生の時には、お弁当を早く食べてしまって(早弁する)、お昼休みの45分間は苦手な漢文の勉強に充てていた。
毎週提出するECCの宿題についても、モチベーションを上げてくれる先生たちの言葉があるからこそ、苦ではなかったと言ってくれました。周りで支える大人の力の大切さ、ですよね。
これから求められる「英語力」「人間力」
大学や、大学院での授業では、「自分はこの問題に対して何を思っているのか。何ができるのか。」を聞かれ、それを即時に答える力が必要。そのためにも、今、英語の長文問題や国語の読解問題を解く時に、ただ単に正解を探そう!ではなく、「問いに対して、自分は何を思うのか、考えるのかを丁寧に取り扱う」が大事と奈穂ちゃん。
もう一つ、【正解】がない問題に立ち向かう力も必要だなと感じたそうです。
インドに家を建てる、という活動をしていた大学在学時、家を建てること自体が素晴らしいことだ!と思っていた時に、実は、「日本の人が建ててくれるから、自分たちは何もしなくてもいいや。」という現地の人の主体性を奪ってしまうのではないか。
限定した地域にだけ家を建てることで、他の地域に対しての不公平感にはどう対応するのか。考えることが多々あったそうです。
勇気を持とう!
最後にみんなへのメッセージとして、日本人は「みんな一緒」「みんなと同じ」という行動する傾向が強いと思うけれど、
「他の人と違う意見を言うことを恐れない」
「他の人の違う意見を柔軟に聞く」
この2つを実践することで、自分たちが属するグループやチーム、サークルはもっともっと発展していくのではと伝えてくれました。
みんな真剣に聞いていて、うなづきながら聞いていて、奈穂ちゃんの言葉に励まされたようです。