「ジャンクフードは肥満の原因です」
ジャンクフード、好きですか?
私、大好きです。こないだも、「秋限定」の文字にフラフラとポテチを買いました。
そして、やめよう、やめようと思っていても仕事終わりの深夜に一袋、完食。
翌朝、後悔したのはいうまでもありません。
そんな、健康問題も大切なのですが、今日のお話はタイトルの、
「ジャンクフードは肥満の原因です」
を、親子や先生と生徒、の関係で見てみたいと思います。
この表現、実は私たちの周りで同じようなものをよく見かけます。
「タバコはあなたの健康を害します」
「飲酒運転は殺人行為です」
といったように。
こんなふうに書かれているのをみたり、言われたりすると、
「でも、あの人はヘビースモーカーだけど、全然病気なんかしてないじゃん!」みたいに反応する人がいるんですよね。
ある行為を禁止して、辞めさせたいという時には、このような表現はあまり効果がないのです。
ということから見ると、
「宿題しないと自分が困ります」 (宿題やってなくて、困るのはあなただからね!)
とか
「勉強しないと、テストに合格しません」 (勉強しないと、落ちるよ!)
などといった言い方は、子どもさん達に効果的なのでしょうか?
こんな時にどうすれば良いか。
まず、大事なことは
「悪くなりたい!と思う子はいない」
これを覚えておいてほしいんです。
そして、『問いかけ』をして、本人に考えるチャンスをあげてください。
例えば英検を申し込んだはいいが、全く勉強する気配がない。
「英検申し込んだけどさ、どんな結果が出るとうれしい?」
「そうなるためには、どうしたらいいかな?」
「勉強のやり方など、助けてほしい、解決したいことってあるかな?」
「なんか私に手伝えることってある?」
「英検に合格したら、どんないいことがあるのかな?」
そんな風に『問いかけ』をしてあげてください。
人間の脳は、「空白を埋めたい」性格をしているので、「問いかけ」をすると一生懸命考えて答えようとしてくれます。
あ、最後まで聞いてあげてくださいね。そして、どんな答えでも、それを馬鹿にしたりせず、お子さんが出した答えと同じ言葉で繰り返して「聞かせて」あげてください。
先生や親が、「こっちだよー」と親切心で引いてあげたカーペットは、もしかしたら成功への近道かもしれませんが、そのカーペットは、「自分で考えて、行動する」チャンスをみすみす逃してしまっているかもしれないので、「ほどほどカーペット」にしておくのがいいのかなと私は思います。
「問いかけ」。やってみませんか?
あ、「問いかけ」を始める前に、
「今から3つ質問してもいい?」
とか、
「5つ聞きたいことがあるんだけど、良い?」
と言ってから始めてみてくださいね。
自分の力で、歩んでいけるヒトを目指しましょう!