『はっぴー、会社作るってよ⑧』
子どもにも、大人にも、「楽しく」「明るい」未来を!
『はっぴー、会社作るってよ ⑧』
またまたご質問をいただきました。
「はっぴー先生は英語の先生を辞めてしまうんでしょうか?」
いえいえ、違います。そうではないんです。今のお仕事に加えてもう2つ、やりたいことが見つかったんで、会社にしちゃおう!と思ったんです。ご安心くださいませ。
2021年、みんなマスクの生活を強いられていました。教室もオンラインレッスンをしたり、束の間教室でレッスンしたりと、きっとこの期間、多くの人がzoomなどのオンラインレッスンを経験したことでしょう。オンラインに慣れていない子どもたちは大変だっただろうし、それを管理する親御さんは、ストレスになっていた方もいらっしゃるのかなと想像します。
それでも教室のレッスンは止めないし、新しい生徒さんを集めるための努力は惜しまないぞ、という気持ちで働いていました。私は毎年、新しい生徒さんの募集をするときに「昨年とは違ったこと」をやってみるのが好きです。毎年毎年、ファッションの傾向が違うように、英会話教室に対するニーズとか、その年に入ってくれる生徒さんの年齢層などは違います。2021年は、とにかく「幼児さん」と「大人の学習者」にフォーカスしてみようと考えました。
この時期に先生との出会いもありました。Aki先生とEllie先生です。Aki先生はオーストラリアにサーフトリップした際に「英語で話すことの大切さ」に気づき、現地カレッジで学んできた人です。東京オリンピックの通訳チームリーダーをやるので、仕事は五輪後からお願いします!とやってきたAki先生。平日は大工、週末は英語の先生という、ユニークな人です。そしてEllie先生は初対面で一言。「ボランティアでいいので、働かせてください!」と元気に言い、私を驚かせました。海外経験あり、トルコで出産経験あり、高校で英語の教師経験あり、とこれまたユニーク。
さて、話は教室の話。「幼児さん」「大人クラス」にフォーカスしたい!と戦略を立てたこの冬、「えいごのくに」という、小さなお子さんに向けたイベントを思いつきました。それは教室をミニ・キッザニアに見立てて、英語でミニ・旅行をしてもらうというもの。みんなで計画し、先生たちがそれぞれのブースを担当します。「飛行機搭乗」「入国」「写真の国」「虫を捕まえる国」「クイズの国」「お菓子の国」。先生たちが自分で考えて、自分のブースを作っていく様子はとても楽しそうで、それぞれの個性が出ていて、これは楽しめるな!と思いました。予約サイトで参加者を募りましたが、80席満席です。1番の懸念はコロナでした。また、緊急事態宣言になったらどうしよう。いや、なった時はその時だ。もう運を天に任せるとはこのことなんだろうな、という感じでした。当日は、数人の欠席者もおりましたが、みんなが「えいごのくに」の1日を楽しめました。当時のECCジュニア千葉センタースタッフの杉本さんと若いスタッフのカイ君が、幼児さんをみんな体験レッスンへアレンジしてくれ、年明けには毎週末体験を実施。この年、幼児さんは16名の入会をいただくことになりました。
大人クラスといえば、「大人クラス、やってます!」というタイトルのもと、オリジナルチラシを制作し、地元で毎月配布されるニュースに折り込みをしました。ベイタウンニュースの松村さんはいつも温かいメールを返してくださる、素敵な方です。そして記者の小原さんにも大変お世話になりました。このオリジナルチラシを握りしめて、たくさんの大人の生徒さんが教室の体験レッスンに来てくださいました。みなさん、緊張な面持ちで「初めてなんですけど、できますかね?」
もちろんです。ここで学びたい人はみんな、歓迎します。大人でも学びたい人はたくさんいる。とかくECCジュニアというネーミングから「大人の英会話」のアピールが難しいことがありますが、方法は考えれば色々あるんですよね。その年、大人の生徒さんは10名入会いただきました。
「先生、ここ、大人の英会話やってたのね!わからなかったわよ!」
「ハッピー先生、俺、頑張ったやろ。みてみてー。」
時に学生の生徒よりも学生な、そんな大人クラスの面々も大事な生徒さんたちです。
先日は、難しく、長いスピーチを暗記して、発表までできたご褒美で乾杯をしました。本当にひとりひとりが、愛すべき生徒さんです。
私自身も高校生の時に、大人の生徒さんと英語を学んでいました。この、年齢を超えたレッスンはいろいろなことを教えてくれます。そんな場が広がるといいのにな、と常々思っているのです。親でない大人が仲間になるって、めちゃめちゃ素敵だと思いませんか?
つづく。