訪問看護ってすごいの?
私の職歴
私は、とある病院でパート看護師として働いている。
勤務先は病棟だ。
私は、病院→訪問看護で働き、出産・引っ越しを経て、今の病院に就職した。
おそろしいことに、病棟勤務は約10年ぶり。
「前は訪問看護で働いていた」と話すと、
「すごいですね。」
「どんな感じなんですか?」
「なんで訪問看護で働いていたんですか?」
と質問をしてくれるスタッフさんが多い。
訪問看護経験者は少ない
病棟には、中途採用のママスタッフが結構いる。
私の勝手なイメージだが、中途採用のスタッフの前歴は、病院であることが多い。
病棟スタッフに聞いても、訪問看護で働いた経験を持つスタッフはいない。
病院以外で働いた経験のあるスタッフもいない。
働く条件を考えると、病院勤務は何かと調整しやすいのだろう。
ちなみに、私が働く病院には、訪問看護ステーションがない。
これはすごく残念だった。
患者支援センターはあるが、パートでは働けない。
残念だ。
リハビリスタッフ(PT)との会話
ある日、私は両下肢麻痺の患者さんを初めて担当していた。
車いす移乗をする時、「スライディングボード」を使用する。
スライディングボードは、訪問看護で働いていた時、利用者さんが使用していたため、何となく覚えていた。
ポロっと私が「訪問看護で働いていた時、ボードを使っていた人がいましたね~」なんて言うと、
PT「え!そうなんですか?このボード知っているんですか?病院では私たちもほとんど使わないんですよ。」
と驚かれた。
訪問看護と病院の感覚は全然違う
就職して6か月が経過するが、今だに慣れない。
訪問看護の感覚が抜けず、病棟であたふたしている私。
病院は病院と割り切って働かないといけないのだが…
それでも、訪問看護の経験は大いに役立っている。
病院しか知らないのと、訪問看護も知っているのとでは、考え方や捉え方が違うからだ。
自宅で過ごせるか心配な患者さんでも、退院して自宅での生活をスタートさせると、「なんとかなる」ことも知っている。
患者さんが持っている「ちから」を活用できるようにサポートするのが訪問看護の仕事だと思う。
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