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イギリス留学〜医療の利用〜NHSのGP受診

イギリスのカーディフで留学生をしています。
今回はNHSのGPの受診について書きます。
前回GPの登録について書きました。

GPの登録をまずする必要があるので、登録をしていない場合は、まずGPの登録をしてください。

日本の保険医療では患者が受診したい時に受診したい保険医を受診することができます。しかし、イギリスのNHSの場合はそうではありません。基本的にどんな病気やけがでも、自分が登録したGPをまず受診します。しかも登録できるGPは住居の近隣です。そして、診察は平日の午前と午後で、平日夜間や土日には診療はありません。ただし、GPの診察がある場合、学校や仕事を休むことが比較的簡単に認めてもらえます。そして、診察の前に予約が必要になりますし、さらには予約の連絡をする方法や時間帯が決まっています。

GPの診察の予約は電話で平日の特定の曜日の午後に行うことが一般的です。早くて翌週に診察が入りますが、もっと先に予約が入る場合もあります。実は、予約の時にあった症状が、診察の時には治ってしまっているということも多いという話も聞きます。

緊急の受診が必要な場合の連絡先や救急もあるのですが、友人知人の話によると、かなり本当に緊急の場合でしか利用できないということを聞いています。

私の場合は、今のところは、GPの通常の診察を予約して受診をしています。予約の電話の数日後に診察を受けることが多いです。

診察では通訳を利用することができます。予約時に通訳の要否を聞いてもらえることもありますが、そうではない場合が多いので、希望する場合は、自分の第一言語の通訳をお願いするといいと思います。私は一度電話通訳をしてもらえました。通訳も無料です。

通訳なしで受診したこともありますが、わからない場合は何度も聞き直したりすることで、なんとかなっています。また医療従事者は移民の人が多いからか、英語がわかりやすいと感じることが多いです。
いつ、どんな症状があるのか、今どんな薬を使っているか、などを説明する必要があります。薬は実際に使っているものを持っていくと良いようです。どんな説明をするか、は予めわからない単語を調べたり準備をするといいと思います。
またもし渡英間も無く持病で受診する場合は、渡英の予定よりも数ヶ月前に日本で主治医に相談して、薬や症状について説明された文書を作成してもらい、英訳したものを、イギリスのGPの診察時に持っていくといいと思います。

診察の費用は無料です。また薬も無料です。
薬が処方される場合は、処方箋がGPの医療機関から渡されるので、それを持って、薬局に行き、受け取ります。薬局に薬の在庫がない場合は、数日後に薬を受け取ることになります。

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