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不安モンスターの飼い慣らし方

後遺症になって1ヶ月くらいだったでしょうか。
トンネルの向こうに光が見えない、暗闇の中にいるような気持ちになり、もし一生このままだったらどうしよう。。と強烈な不安に襲われました。

それはそれは恐ろしかったです。

そしてこんな自分は嫌だ!とも思いました。だって辛すぎるから。
どうにかしたい。

そんなときに数年前に教えてもらった「不安モンスターを飼い慣らす方法」を試してみたら効果的だったのでシェアします。(これは私にはとても有効で他にもそういう方いると思いますが、本当に不安に苛まれている自分と決別したいと思う事が必要です)

なぜ飼い慣らす、なのかというと、人間生きていれば不安になることは自然なことですが、その不安に常に苛まれて振り回されるのは別の話。だから、いたって普通にやってくる不安とどう付き合うのかが鍵だと思ったのです。
それを私は「不安モンスターを飼い慣らす」という表現をしています。

具体的にどうするかというと、

1️⃣不安が襲ってきたら「お、不安モンスターが暴れ出したな」とまず自分に言います(客観的に認識する為)

2️⃣次に、「不安だねぇ。怖いよねぇ」と言ってその不安な気持ちに寄り添います。ある意味、第三者を見ている感じで俯瞰的に自分の感情をみます。決して不安に感じている自分を責めず、ただ寄り添います。これは不安を感じ切るという作業です。

3️⃣感じ切ったらなんとなく飽きてきます。そして気持ちが少し前向きになります。

4️⃣そして、「でもさ、その不安な事って今起きてるの?違うんなら、今出来る事を考えよ?」とまた自分に言います。

5️⃣ここから「今この瞬間」だけに集中して、出来る事をします。
それは呼吸リハや鼻うがいでも良いし、はたまた無心になって集中出来る趣味があればそれでも良いです。
もしくはこれからの治療プランを立てるのも良いです。

これで、心はだいぶ落ち着き、不安に振り回されていない状態になります。

もし頭の中に「でも、もし〜したら?」などという声がまた聞こえてきたら、「いやいや、先の事じゃなくて、今よ今、この瞬間!」と頭をブルブルっと振って(ブレインフォグや脳疲労の方は物理的に振らないでね)、未来への不安をつい考えそうになるのを断ち切ります。必要なら何度でも行います。

人は起こってもいない未来を妄想するのが得意なのですが、厄介な事に最悪の妄想をします。どうせなら明るい未来を想像したら良いのですけどね。
なので、「今」に集中するのが効果的です。

勝手に悪く想像して後遺症が治るのなら良いのですが、そうはならないので、疲れるし回復の邪魔になるから、やめましょ😉

私は今でこそ割とすぐにこれが出来ますが、かなり練習しましたから、ちょっとやってみてすぐに気持ちが落ち着かないからと言って、諦めないで下さいね。ある意味お稽古ごとのようなもので、数稽古が必要だと思います。

少しでもあなたが楽になる事を祈って。

追記:どんな状況であってもここに書いたようにやってみることは有益だと私は思いますが、物理的にセロトニンが枯渇していると、抗えない不安感に襲われることもあるようです。その場合はそれについての治療や養生も有益だと思います。

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