"リモートプロレス"の衝撃
忘れないうちに書いておきたいので、この話題も投稿しておこうと思う。
私が最近衝撃を受けたのが ”リモートプロレス”。わかる人がほとんどいなさそう。これはTBSラジオ「アフター6ジャンクション」内の企画の一つ。去年から続くコロナの影響でさまざまな活動が制限されてたが、それを打破するように「ネット配信」という手段が広まった。今年に入って、徐々にface to faceが増えてきてはいるものの、不安定な状況が続く限り、ライブ・舞台はネット配信が減ることはないだろう。(むしろ、ネット配信バンザイ!っていう人が多いか?)聞けば、プロレス業界も大変なことになっているそう。そりゃそうだ。マスクして試合するわけにもいかないだろう。それに声を出さずに応援するなんて、面白さが半減だ。そんな、そういう状況に立ち向かうため、おもしろさを残しつつ、そしてプロレスの醍醐味を伝えるために考えられたのが”リモートプロレス”。
”リモートプロレス”の何に感動したかというと、
・直接対戦するわけではないので、どんな相手(職業関係なし)でも良い
・全て言葉で説明するから、状況がよくわかる
この2点。ラジオなのに、状況がイメージできる!すごい!
例えばゲームであれば、あらかじめキャラクターが設定されていて、プレイヤーは自分の好きなキャラクターを選んで対戦する。きっとプレイヤーは自分の「好き」や「理想」に合致したキャラクターを選ぶだろう。しかし、リモートプロレスの場合は生身の「自分」が対戦相手になるのだ。では、どうやって戦う?これはきっと企画者のスーパーササダンゴマシーンさんの手腕なのだろう。シナリオが実によくできており、相手の職業を生かした技の数々を披露し、どんな対戦相手でも戦いが成立するのだ。そして、本当のプロレスラーとプロレスとは無縁の職業人の試合がありありとイメージできる。本当にワクワクした。特に月曜担当のアナウンサーとの対決は逸品だった。アナウンサーのいいところがバッチリ出ているし、すごく躍動感が出ていてちょっと感動してしまった(多分、実況が得意なアナウンサーなのだと思う)。
最近、聞かないので、終わってしまったのだろうか。プロレスの新しい可能性を示したエポックメイキングな企画だと思ったので残念だ。月一くらいでやってほしいのだけど!