蝉の抜け殻ブローチ
梅雨明け宣言も直近でしょうか。不安定な天候が続いたかと思うと、蝉の鳴き声も日増しに大きくなってきました。
この時期、小さなお子様がいるご家庭では、蝉の抜け殻をご自宅に持ち帰ることありませんか?ベランダに蝉の抜け殻がたくさんあるとちょっとしたホラーのような気分になります。そこで、創作あそびとして抜け殻に色塗りしてみました。
抜け殻アートとは
蝉の抜け殻アートについては、画像検索すると何やら凄い作品がでてきます。
“しょこたん”の愛称で知られる中川翔子さんは自身の髪に抜け殻をつけた、ヘアアート作品を披露されてます。その他には、バルタン星人やゴジラなど、こんな作品があるんだ!と感心してしまいます。
メルカリでも販売されてる!?
なんとこの抜け殻アートを作る方が増えているのか、メルカリで販売されていました!
個数や状態にもよりますが100個で1,000円〜3,000円程度で取引されているようです。
毎日のように子供と抜け殻をとるついでにアート作品に変身するのはちょっと嬉しいですね。
白い糸の正体
まずは蝉の抜け殻をじっくり観察してみます。図鑑をみながら蝉の種類はなにか一緒に考えます。
今回、無作為に見つけた蝉の抜け殻は、4種類ありました。
アブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミ、ツクツクボウシがいました。ツクツクボウシがこんなに小さいとは驚きです!
小学生のこどもは、特徴やオス・メスの違いまで教えてくれました。
よく見ると「白い糸」がでていることがあります。
この白い糸はなんだろう?
いったい中でどうなっているのか、せっかくなので抜け殻をお湯につけてやわらかくして観察してみることにしました。大人は答えを知ってる方も多いと思いますが、子供たちに考えさせます。
「どんなところにある?」
「頭の所からニョキーってでてるよ!あ、左にも右にもあるのもいる。お腹の方にも小さいのがあるけど、これもそうかな?」
人間や動物などと違い、昆虫は酸素と二酸化炭素の交換をする仕組みとして気門があります。
昆虫って血あるの?
続いてでてきた、疑問がこちら。
「虫って血あるの?赤い血が出てくるのは蚊だけ?」
昆虫にも血液は流れているようです。ヘモグロビンがあるから、血液は赤いと聞いたことがあります。ヘモグロビンは酸素を運ぶ役割があったような…
“はたらく細胞”や“天使デザイン部”のようなマンガやアニメのおかげで子供たちは自分で調べようとしてくれます。
抜け殻から、細かい機関から他種との違いについても話題になりました。
お洒落な抜け殻を作ろう!
私も不器用なのと、まだ子供が小さいこともあり、今回は抜け殻を使って何かを作るではなく、色付けしてみることにしました。
1.蝉の抜け殻をカラースプレーで全体的に色付けします
屋外の風通しがいい場所で行って下さい。
我が家はベランダにくたびれたブルーシートを敷き、その上に段ボールを敷き、抜け殻に向かってスプレーしました。
2.アクリル絵の具で塗ってみよう!
水彩絵の具は家にありましたが、今回アクリル絵の具を調達しました。近くのホームセンターにいくと、アクリル絵の具は2種類ありました。透明タイプと不透明タイプ。
どっちがいいんだろう…悩みつつ作品事例をみて決めました。
透明タイプ…牛乳パック、プラスチック製品、Tシャツ
不透明タイプ…牛乳パック、プラスチック製品、ポスター
Tシャツ作らない不透明タイプ!と安易な考えできめました。笑
3.ネイル用キラキラパウダー
私も女子ですが30ウン年、ネイルには全くという位興味がありません。友達や姉に練習台に爪を差し出した程度です。笑
100均一でニス代わりにトップコートとキラキラパウダーを購入しました。※スライム作りでも活用します。
制作中パウダーが口に入らないように、マスク着用です。
蝉の抜け殻ブローチ、お人形遊びの延長で可愛がっています。
まとめ
蝉の抜け殻探しをした早朝は、抜け殻からでてきてハネを乾かしている最中の子が鳴き始めるまでじっくり観察していました。
え、こんなところに!?という場所にひっついてる抜け殻もありました。意外に住宅の塀や花壇にくっついていたりします。
8月になると夕方〜夜にかけてノソノソ歩いて脱皮場所を探しているこをよく見かけます。周りに木がない交差点でみかけ電信柱を登っている様は驚きました。
お子様の創意工夫や観察力を養うお手伝いとして、抜け殻ブローチ作り、是非やってみて下さい。