トレード成績評価の方法を学ぼう
☆成績評価の方法
自分の成績を測ることも評価することもないトレードは、スットプウォッチも持っていないのに自分は速いランナーだといっている人と同じだ。趣味のランナーなら、その辺りを走るだけでタイムも計らなくていいし、体を動かせて風景を楽しめればいい。しかし趣味のトレードなどというものはない。
したがって、私はどんなトレードでも3つの基準で評価する事を提案している。それは「買い評価」「売り評価」そして最も重要な「トレード全体評価」だ。
買いと売りのよりあしは、当日の値動きのどこで執行したかで評価できる。買いならできるだけ安値に近い所で執行したい。売りなら出来るだけ高値に近い所で執行したい。
☆買い評価
買い評価=(高値ー買った価格)÷(高値ー安値)
結果はパーセンテージで表せれる。その日の底値で買えれば評価は100%だ。天井で買えば評価はゼロだ。20%未満ならお粗末。50%よりも上が望ましい、80%よりも上なら素晴らしい。
☆売り評価
売り評価=(売った価格ー安値)÷(高値ー安値)
結果はパーセンテージで表される。天井で売れたら評価は100%。底値で売れば評価はゼロ。ここでも、素晴らしい評価は80%以上で、20%未満はお粗末ということになる。
私がトレードするときはいつも、50%よりも上の評価での仕掛けと手仕舞いを目標としている。これは、その日の値動き幅の中間点よりも下で買い、中間点よりも上で売るということだ。プロのトレーダーなら誰もが安く買って高く売ることで生計を立てている。仕掛けと手仕舞いを評価することで執行に集中するようになり、ゆくゆくは成績の向上につながるわけだ。
☆トレード評価
トレード評価=(手仕舞い価格ー仕掛け価格)÷(上部チャネルー下部チャネル)
チャネル幅は仕掛けた日に計算する。チャネルの30%超えをとらえたトレードは「A」だ。チャネルの20~30%をとらえたトレードは「B」をつける。10~20%なら「C」、10%未満なら「Cー」だ。そしてマイナスなら「D」トレードとなる。
利益を上げるだけでは十分ではない。良い成績評価を得ることは、それと同じくらい大切だ。
トレード評価だけでなく、あらゆる仕掛けや手仕舞いにまで評価をつけることで、厳しく、また規律的な姿勢でトレードに臨めるようになる。
個人トレーダーには監視する人がいない。勝つためには自分が自分の管理者になる必要がある。そのためにはトレードに点数をうけることが役立つのだ。
と記されています。
僕はローソク足しか使用しないため、例えばデイトレならばその日の高値、安値の間の何%取れたかを計算したいと思います。
☀実際にやってみよう!!
2024/10/15,今週の火曜日の1時間足を使用したGOLDデイトレ
現在GOLDをDAYトレ―ドするならば、上昇トレンド中なので、その日の1番安い所で買い高い所で売る考えでトレードを行いました。
1時間足の陽転で買い、昨日の天井にピッタリ止まった感じをみて天井超えは明日以降かと考え利食い。
本日、2024/10/5、火曜の高値は2668.89。安値は2638.07
買い評価
(2668.89-2648.75)÷(2668.89-2638.07) 65.34%
手仕舞い(売り)評価
(2663.22-2638.07)÷(2668.89-2638.07) 81.60%
トレード評価
(2663.22-2648.75)÷(2668.89-2638.07) 46.95%
トレード評価は30%超え45%超えなのでAAランク!!
仕掛け、手仕舞い評価も50%超え。
手仕舞い評価は80%超え。素晴らしい。
このように成績をつけるとモチベーションアップにもつながりますね!
仕掛け、手仕舞い評価をよくしようと考えると、自分の優位性を無視してフライングもしなくなるでしょう。
負けを取り返す為に自分を見失い無謀なトレードを繰り返し余計に損失が膨らむ…そのようなこともなくなると思います。トレードを終えたら成績をつけ、考え直す。
逆にうまくいきすぎて調子に乗りすぎてミスする事も防ぐ事ができます。
評価を考える事で冷静でいられるかも知れません。
常に良い評価を取れるよう、自分に厳しく規律を守る最高峰のトレーダーを目指します!
これからはトレード評価もきちんとつけていきます。
☀最後に
この本にも記されているように、個人トレーダーには管理者がいない。
下手なトレードをしても叱ってくれる方もいないし、上手くトレードできても褒めてくれる人もいない。
このように評価をつけることでモチベーションもアップするし、見えなかったものが見えるようになり、
自分に厳しく規律あるトレーダーになれるだろうし更なる上も見えてくる。
そして評価を考える事でどのようなトレードをしようかと考える事もできる。
[例1]
5分足を使って4時間足の30%以上を取るトレード。
上昇トレンドならば4時間足の一番安い所で買う考えでトレード。
[例2]
日足チャートで月足の30%以上取る考えでトレード
日足を使い、月足のいちばん安いところを見極めて買っていく。一番高いだろう所で利食い。保有できそうなら保有を考えてみる。
連綿と続く値動き。利食いせずに保有しておけば良かった…と思う事は多々ある。30%取れたなら充分なんだなと思うことで満足もできる。このような考えがなければ利食い出来ても常に満足できず不満足な日々を送ることになる。30%取れたならAランクなんだなと、満足しつつ更なる上を目指して実際にこのように考えてトレードできるように精進いたします!
幸せで豊かで笑顔溢れる日本を創っていきましょう!
最後までご覧頂きありがとうございます!