メリソン2ndアルバム「あみゅ〜ずめんと」の楽曲を語る⑤Mermaid Mythology
皆様お元気ですか？毎度お馴染みはぴやです。
一応ほぼ毎日ペースでNoteを更新しております。お読み下さってる皆様、本当にありがとうございます。
さて、メリソン2ndアルバム「あみゅ〜ずめんと」の楽曲を語るも後半戦に突入しました。後半戦最初はMermaid Mythologyです。
※アルバムではタイトルが“Marmeid Mythology”となっておりましたが、正しいタイトルは“Mermaid Mythology”です。謹んでお詫び申し上げます。
1.この曲から使用DAWソフトが変わりました
この楽曲を書き始めたのは、ちょうど7月の後半ごろでして、7月後半にCubase Proを導入しました。確かその頃、Cubase Artistを買うとCubase Proに無料でアップグレードが出来るキャンペーンをやっておりまして、それに乗って買いました。そしてセットアップをして初めて書いた楽曲がこの“Mermaid Mythology”なのです。
2.この曲を書くにあたって
この楽曲を書くにあたって、色濃く影響を受けたのがこの2曲です。
この当時、この後出てくるTansaさんの影響で坂本真綾さんの楽曲をたくさん聴いておりました。元々坂本真綾さんの楽曲は小〜中学生のころに聴いていたのですが、ここ数年の楽曲はあまり聴いておらず、改めて聴いてました。その中でもBe Mine!という楽曲に衝撃を受けました。この楽曲の要素を取り入れたい！と思って、1回目のサビ終わりのインターのコード進行は参考にさせて頂きました。
元々この楽曲は、
・ストリングスを入れること前提
・5曲目(後半1曲目)というポジションはほぼ確定
の下で書かれておりまして、後半1曲目はどんな曲にしようかな〜〜と思っていた時に、たまたま“助手席ロードムービー”を聴き、こんな楽曲を書きたい！と思ってこの楽曲を書き始めました。キーまで一緒にしてしまったのはここだけの話です。
そして、まだ自分には素晴らしいストリングスを入れるスキルがないので、お願いしよう！と思いお願いしたのがTansaさんでした。
3.Tansaさんとの夏の思い出
Tansaさんとは元々親交がありまして、いつも色々とお世話になっております。最近では俺ガイルのストリングスアレンジを担当されたり、エリー・コニファーなどVtuberの方に楽曲提供をされていて、私から見たTansaさんは「憧れの先輩」です。そんな方に是非自分の楽曲でもアレンジをお願いしたい…！と思っていて、今回それが叶ったという形になりました。とても嬉しいです。
そして、7月の末にTansaさんに「弦アレンジをお願いします」というお声がけをして、ストリングスアレンジをして頂くことが決定…
だったのですが、、、
思いのほか楽曲を書くのに行き詰まってしまい、自分でいいアレンジもあまり書けず、いわゆる「スランプ」に陥ってしまいました。あの数日間は結構辛かったことを覚えてます。
そこでTansaさんに「ストリングス以外にオケアレンジ全般と、よければDメロも一緒に考えて欲しい…！」というお願いをし、快諾を頂いて一緒に数日間アレンジをするということが決定致しました。そういう流れで今回のクレジットが「作編曲:Happiya・Tansa」となっております。
そしてちょうどお盆に差し掛かるあたりで、Tansaさんとの共同作業(なんだか結婚式みたいな言い方)が始まりました。
ただこのご時世だったり色んな問題があって、どちらかの家に行って立ち会うということは難しく、Skypeでお互いの画面を共有しながらアレンジしていく形を取りました。お互いがソフトをいじったり出来て、お互いの画面と音が見えて聴こえるので、かなりいい感じに作業が出来ました。ユニットやバンドでアレンジを進める際におすすめです。
一緒にアレンジ、めちゃくちゃ楽しかったのと同時にすごく勉強になりました。流石Tansaさんです。時折休憩中に音源の話になったりしたのも楽しかったですね。
Dメロに関しては、完全にTansaさんのアイデアで、コード進行やコーラスのメロなども当時の私からは絶対に出ないアイデアを出して頂いて、「なるほど、すごい…！」と終始なっておりました。
余談ですが、後々作って頂いたDメロを2人で聴き直した際、「この曲、Tansaさんの作った“あの曲”のここにめっちゃ似てません？」って話になり、ほんとだwwwと2人で大爆笑してました。どの曲とは言いません。分かった方は私のTwitterにリプ飛ばして下さい。
そして、8月のお盆休みをほぼ返上して2人でこのアレンジを一旦終わらせて、ちょうど真夏に作ってたことや、アレンジしていく段階で「曲中や前後に波の音とか入れたい！」とか色々膨らんでいきまして、この曲はマーメイドの歌にしてもらおう！とテーマも決めて、じゃあこの後は歌とか録った後にもう一回詰めよう！となり一旦仮完成としました。
4.友田ジュンさんとなっさん
この楽曲のギターはなっさんにお願いしました。
ギターに関しては、ほぼバッキングに徹して頂いたのですが、その時ちょうど同時進行でめたもるふぉーぜ！の依頼も進めていて、その時に作って頂いたクリスタルトーンの音がすごく気に入っていて、この曲でもこの音でアルペジオが欲しい！とお願いしてBメロとDメロ、あとアウトロに入れて頂きました。確かリテイクなどもなくほぼほぼ1発でオーケー。最高のギターを頂きました。
その後、ボーカルデータも返ってきまして、一度私の方で編集し、シンセを入れたりして、Tansaさんと再びアレンジを詰める！となって9月中旬ごろに一緒に作業を再開しました。
その時に、キーボード(Fender Rhodes)のソロがあんまりしっくり来ないのと、せっかくこんなに素晴らしい弦を入れたのにローズのバッキングはあんまりだな…と思っておりました。その時2人でやはりここはキーボードもお願いしたい…！となり、DEZOLVEの友田ジュンさんにお願いしました。
友田さんには前作にも参加して頂いておりまして、その際も素敵なキーボードを弾いて頂いたのですが、今回はかなり短期間でお願いしたのでもしかすると引き受けてくれないかな…？と思ったのですが、引き受けて下さりました。こちらからいくつかオーダーをお伝えして、データをお渡ししまして、数日後に最高のキーボードを送って頂きました。Tansaさんとデータを確認したのですが、あまりにも友田さんのキーボードが最高すぎて2人でめちゃくちゃテンション上がっておりました。
友田さんとなっさんにはこの場をお借りして御礼申し上げます。本当にありがとうございました！！
最高のデータが揃った後、最後に2人でアレンジを詰めてミックスダウンをして、この楽曲は完成致しました。今回アレンジ等で尽力して頂いたTansaさん、本当にありがとうございました！！
5.個人的この楽曲の聴きどころ
そりゃもう全部聴きどころです。1秒たりとも耳が離せないです。
具体的にどこがどう聴きどころかと言いますと…
・ストリングス。これはもう全編渡って聴いてほしいです。最高です。言葉が出ません。
・サビです。歌のメロディがめちゃくちゃ気に入ってます。そこに入ってくるストリングスの対旋律も最高です。
・2回目のAメロ。ここはクラシカルに行きたい…！と思いマーチングスネアを入れてます。弦の動きも最高です。この部分は私からのリクエストで友田さんにはフェンダーローズではなくピアノを弾いて頂いております。歌と弦、そして友田さんのピアノとの絡みがすごくゴージャスに聴こえます。
・フェンダーローズソロです。友田さんに超素敵なソロを弾いて頂いております。必聴ポイントです。
・Dメロ。前述の通りここだけTansaさん作曲です。コーラスがまためちゃくちゃメインボーカルを引き立たせてて良い…！この部分も友田さんにはピアノを弾いて頂いておりまして、それがまた最高です。
・アウトロの最後。ここはフェードアウト→波の音にシフトしていく場面なのですが、なっさんにクリスタルトーンでアルペジオを弾いてもらっているのですが、その上から友田さんがエレピでサビのメロディを少し弾いて下さってるのがすごく良い…！リプライズみたいな感じになっててめちゃくちゃ哀愁を感じます…
…
なんか他の楽曲よりめっちゃ書いちゃってますね(笑)。
でも他の楽曲も上げ出したらキリがないくらい聴いてほしいポイントはいっぱいあるんです！書いてないだけで！いっぱい書いてもなんかアレかな…とか思ってたのですが…
でも、書いてしまったのでこのまま載せます。個人的聴きどころでした！！
楽曲語り⑤、いかがでしたでしょうか。今回はいつにも増して長文になってしまいましたが、お付き合い頂きありがとうございます。
話は変わるのですが、今回のM3では、今作に関わって下さった方の関連アルバムとして、“Why don’t you eat MONACA? Vol.2”を弊サークルブースにて委託販売しておりました。こちらも当日手に取って下さった方が結構いらっしゃいました。お手に取って下さった皆様、この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。
こちらのアルバム、通販をやっておりまして、①の時に紹介したなっさんの作った神曲”ロス・アラモスに花束を！！“や、Tansaさんの作った名曲”リトル・フューチャー・ファンファーレ“など、他にも沢山いい曲が入ったアルバムですので、まだお持ちでない方是非よろしくお願い致します！(私も地味に参加しております)
また、あみゅ〜ずめんとも引き続き通販をやっておりますので、まだお持ちでない方是非よろしくお願い致します…！
次回は⑥、夢射手です。次回もよろしくお願い致します！
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