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小さかったワタシ

小さかったワタシは

いつもお母さんの後を追っていた


お母さんが見えないと

この世に一人取り残されたかのように

この世に独りぼっちになったかのように思って

不安になった

心細かった


ワタシを置いて行かないで

ワタシを一人にしないで


いつも私のそばにいて欲しい

いつも私の手が届く範囲にいて欲しい


わずか100cmの高さで世の中を見ていた

100cmの高さから見る

お母さんは何でもできる

何でも知っている

完璧な人だった


そんな世界も次第に大きくなっていくことで

お母さんは完璧な人ではなかったんだと

知ることになる


表面では

完ぺきではないお母さんだと分かっているのに

心の奥底では100㎝に満たないあなたが

まだあの頃のお母さんの面影を追っているのです


お母さんがいるいない関係なく

あなたはお母さんを探し求めているのです


十分大人になっているのに

大人だと思っているのにね


ふとした時に

心は幼少期に変えるのです


それは今あなたが

悲しくなったとき

苦しくなったときに

心の奥底の子どもが蘇ってくるのです


いつまでもお母さんを探している

探して迷子にならないように気をつけましょう






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