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クラゲになった日

先日クラゲのように漂うような記事を書かせていただきましたが


ワタシがクラゲになった日を思い起こしていました



20年以上前

看護学校を卒業して

附属病院に配属されました


新人看護師は1週間の研修を受けて

病棟に配属されます



どんなことを教わるんだろう?

どんなことを学ぶんだろう?


夢は大きく膨らんでおりました


新人ナースはしばらく日勤を経験して

看護業務を覚えます


日勤ナースの内6人が何にもできない新人なのです


病棟はてんてこ舞いですよね


私たちは新人ですが

病棟は昨日と変わらないのです

いつものように検査はあり

いつものように入退院がある


免許だけ持って

何にもできない新人が6名配属されたのですから

かなり忙しいことでしょうね


教えられるというよりも

見て覚えなさい

出来なくても一緒にやりなさい


見て覚えられる処置があるうちはまだいいんです

処置について覚えることがあるのですから


自分で仕事探しなさい

そう言われると全く何をすればいいのか

わからなかった

(正しくは「考えることができていなかっただけ」です)


何にもできない自分に

居心地が悪くなってきます


あっちの病室へフラフラ

こっちの病室へフラフラ

処置室へフラフラ

ナースステーションへフラフラ


懸命に働いている先輩からは

腹が立ちますよね


それだけ

受け身だったのです


自分で学びたいというよりも

教えてください

学ばせてください


そんな姿勢で働いていた私は

ただのクラゲでした


クラゲだったのは1週間くらいかな?


それでもとても長く感じた

クラゲだった頃の私でした


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