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自由意志はない。でも「自由」は目の前にある。

昨日、茂木健一郎さんの「IMAGINE大学」が
youtube のお勧めに上がっていた。

人間みなクリエイター
IMAGINE大学
2024.11.29 の回の動画でした。

AI のアルゴリズムはときどき、
自分の頭の中をのぞかれているのではないか?
と思うくらいびっくりすることがある。


この感覚や思考は、AIのみではなく、
私たちの日常にも現れ始めている。
そこに、気づいてしまうと
もう、AIも人間も 然程変わらないのではないか?
と思う節が出てくる半面、
異口同音に「違う」という声が飛び交う。

人間にしかできない、と
皆が云うと、なぜか私たちは安心する。
”人間” である側の、人間としての安心である。


これは、何を意味するのかというと
支配者と支配される側の
シンギュラリティに対する不安への、安心。

AIと人間は代表的な例で
上司と部下、夫婦間、親子関係も
自分たちの生きてきた経験が揺らいでいる。
それは、新しい知識や、最新のテクノロジーが
全てをひっくり返すことへの恐怖と不安であり、
世界の投影となっていることに気づいていない人々の
不安です。


気づいたところで、すぐにはどうにもならないことを
気づいている人たち(Knowing)は知っている。
AIが気づいているか?は微妙なところ。
AIは曖昧で、疑問符がつくだろうと私は考える。


ここで、茂木健一郎さんの
自由意思の講義が役に立つ。

自由意思など、本当はないということ。
その意見の危険性も合わせて解説している。

私も、心理学的な文献から
自由意思はないと考えているが、それを証明する材料がなかった。
いわゆる、”目に見えないもの” であり、
目に見えないものは、個人が体験するしかない。

どんなに説明しても、
見えない側・体験していない側からは覆されてしまう。
「証明して」と言われても証明しようがないので
何を言われようとも反論できない。

ここでも1つ危険性がある。
目に見えない側は、妄想と空想の産物が現実を作りやすい
ということを知らずに拡大して
映画や漫画との区別がつかなくなってしまう傾向の現代人。
特に、Z世代以降の子どもたちは
知恵はあるが幼児的な発想を強く恐れずに持っている。

そこには、20世紀の少数派の思考が
今の時代に逆転拡大リロードしているようにも感じる。
けれども、ここはまた逆転の可能性がある。
行きつくところまで行ったら
逆のベクトルに方向転換するので心配はいらない。


問題は、極地点まで行きつくまでの間です。
そこを今、通過中です。

ここ最近は、気持ち悪いものを目にしたり、
反対意見を多く聴くなどが目につくはずです。
どんどん先に進むための(極地点に向かうための)
スピードを上げる材料であると私は考えます。

そこには自由意思はない。
勝手に自動的に向かっていくのみです。


多くの人たちが、今年は自由に動いている。
自由意思はないけれども、自由であるという実証です。
気づいている人たちの影響を受け、
またその周囲にいる人々が影響を受けて、
この連鎖が徐々に広がってきている。
やっと、折り返し点の始まりを2025年に実感している。

自由意思はない ということを
様々な視点から解説ができるが
茂木健一郎さんの脳科学からの解説は
一般的な視点でわかりやすいと思うので書いてみました。


自由意思がない、というと
絶望的に感じる人は多いと思うが、それは間違った発想。

自由意思はないけれども、
やり方によっては、大きな場所まで運んでくれる
上手に流れに乗って、上手に生きて、
上手に大海までたどり着くのが ”今” の主流である。

今、すべての人にチャンスがある。
そこに気づくか、気づかないか。
誰と出会い、どう動くのか。
お金があるなしに関係なく、
動画で知識を教えてくれる有難い時代に動くのは
”上手”ということです。

上手に流れに乗って、大海(自由)にたどり着くまでは
小さな自由を積み重ねる、
という茂木健一郎さんの講義動画でした。


茂木さん、
貴重な講義をありがとうございました。

ray

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