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光を掬う #寄せ文庫

この世の中に「真実」があるとしたら、それは殻に覆われた光の球体みたいなものなんじゃないかな。

ベルカントという同じ目標を追及する歌い手が、それぞれ歌い方もアプローチの仕方も違うのは、声種の違い、体格の違い、言語の違い…色んな違いがあるからだと思います。

真実が球体だとしたら、それぞれが立っている位置で見え方も違ってくる。光が当たる場所もあれば影の部分もある。上から見るか下から見るか、それとも左右か斜め上か。でも、みんな同じものを見ていて、その正体を追及している。

ときどき殻のひび割れから光がもれ出ることがあります。そのわずかな光を掬って音符にしたのが、音楽ではないかと思うのです。モーツァルトもベートーベンも、自分に見えた真実を、私たちに曲として届けてくれたのではないでしょうか。

ふみぐらさんはそれを文章でされる方です。光を掬って、ことばにおとす。そこから紡ぎだされるこの世の「真実」
ふみぐらさんが紡いだ真実を、人生のおかしみと哀しみを、また読みたいと思うのです。

432文字

猫野サラさんのこちらの企画に参加しています。

ふみぐらさんを知ったのは確か「東京嫌い」の有料noteでした。その前も名前をお見かけしていたように思いますが、購入をきっかけにフォローさせていただいたと記憶しています。やぎさんなんだな…とも思っていました。
ふみぐらさんとお話したことも無ければ、noteだってたくさん読めているわけじゃない。しゃしゃってるんじゃないかしらとどきどきしながら、寄せ文庫させていただきました。

今度お話しさせてください。ものかきのおかしみと哀しみに収録されている735本のnoteを読みながら待っています🐐

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長谷川晃子/happinessmusicst
最後までお読みいただきありがとうございます。娘のおやつ代にさせていただきます…!