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Tulum/Mexicoの高級エコリゾートAzulik

メキシコTulumに恋してしまった私は、もともと旺盛な好奇心をフルに稼働し、今度は1泊〇万円以上する高級エコリゾートのAzulik(アズリク)に行ってきました

私は自身の価値基準をもって長期の旅をしていて、現在8か月目。基本はシンプルな暮らしかたですが『価値を感じる経験』には好奇心が先立ち新しい可能性を体感する為にはお金を惜しまない、という”極端な購買パターン”を持つタイプであり(だから旅も長期で距離を厭わない)、Azulikはまさに「Must Go」な体験

Tulumはメキシコの東、カンクンから南に車で2時間行く、オーガニックでナチュラルなビーチリゾート。周囲はジャングル、欧州の雰囲気をミックスしたおしゃれな場所

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ちょうどチェックインで到着した若いアメリカ人カップルがタクシーで乗り付け、たくさんの荷物を自分で降ろさず奥に消え、残されたたたくさんの荷物をホテルのスタッフが肩にひとつひとつ担いで部屋に運んでいくのを見ながらAzulikの旅ははじまります

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Azulikに一歩足を踏み入れると体感すること、それはまるで直線がないこと。部屋まで続く”床”にフラットさはほぼなく、ずっと歩く足元に注意している必要があります。高級エコリゾートはユニバーサルデザインではない事を痛感しながら、足元を気を付けながら歩きます

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この水に浮かんだ丸い突起をポンポンと踏んでヨガの場所まで移動するのは子ども心に戻って楽しい。次はどんな道が出てくるんだろう、と思うとこんなトンネルが!!

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ヨガ会場は圧巻。すべてハンドメイドで作られた植物性素材で創られたドームは、光を程よく入れつつ荘厳な、まるで教会のようにTulumの海辺に佇み、一歩その場に踏み入れるだけで Azulikのエコリゾートとしての哲学=理想に一切妥協しない を力強く感じます

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講師の男性が先ほどのUnflatな通路を途中まで迎えに来てくれました。ヨガの時間は1時間、穏やかなフローで朝8時のカラダを解し労わる。ヨガの最後に胸に手を当てるポーズにぐっときました。それはまさに私がTulumに辿り着くまで求めてきた『本来の自分を取り戻し、自分を本当の意味で大事にする』メッセージように受け取ったからです

次はビーチに向かってみました、ホテル全体がこんな感じなのとジャングルがうっそうとしていて頼るは自分の感覚のみ。ビーチの方向は明るさを目安に進みます

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輪をくぐり、とにかくフラットさがない床面は注意力を耐えるにちょうど良く絶妙に刺激を与えられます。先に明るい光が見えるとそこは至福のスパエリア。普段の暮らしは”合理性”が優先される場所が多いけど、Azulikは床面がフラットでないことから既に”非合理性”の上に成り立ち、存在させる、のに周囲と調和する感じが見事です

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周囲が少しずつ明るくなってきて、ジャングルを抜けかけた時、白砂を足指に感じました。ビーチも近い??

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と思ったら、まさに海辺にあるジャグジーも有機性を保つデザイン、雨が降ったら、風が強かったら、夜は…なんて周辺状況などお構いなくただこの瞬間の”心地よさ”を追求したかのようなスポット。ここを抜けていくといよいよビーチに向かう階段が見えてきましたが、結構風が強い。波も高い。プライベートビーチをあえて確保しない潔さすら感じる光景

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ロケーションを確認し、海風を感じるスパを通り抜け、リトリートセンターに戻る途中もひとつひとつの家具やスペースに意味がありそうで、立ち止まったり、座ったり

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どこまでも美しいAzulikのシーンの数々。次はレストランへ

階段は階段でも、合理性を追求しない手づくりでいて先鋭的な階段、の先にネットが張ってありそこにまさかのクッション!ここ、座席だったんだ…

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更に進んで、通り沿い、ホテルに併設されているショップへ向かいます。店内に入ると直ぐに店員さんが近づいてきて「靴を脱げ」という指示。先住民へのリスペクトをコンセプトとしたお店なので裸足になるのが入店条件とのことでした(他にも1件そんな条件提示されるインテリアストアがTulumにありました)。裸足で店内の洋服・バッグなど見る感覚はいつもと違ってまるで狩猟Huntしているよう。靴を脱いで裸足で歩くだけで、プリミティブな、原始的な感覚になるのが面白い。そして美術館並みの凝ったインテリアと手の込んだプロダクトは値段もそこそこしますが、インスピレーション豊富です

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終始こんな有機的な線と面とで結ばれる、遊び心あるAzulikという空間につい「こけそう」「雨だと不便だな」とマイナスポイントを先に感じてしまうのですが、純粋にその遊び心を楽しめばいいだけと気付くと、パッと心の隅々に遊び心の火が灯り、強烈なAzulikのメッセージに身を委ねることが出来、これこそが「エコリゾート」なんだと気付く。あえて「非合理的」なことを「大胆にやり切る」、それが空間として存在し、体感することのエコっぷりはエゴと並行しながら、そうでない心の隅を突いてくる。

Tulumにはこんなゴージャスな海沿いのホテルから、若者のバックパッカー宿まで、ジャングルから街まで、様々な対比がある意味極端に配置され、ゆえにその間を自由に行き来して自身の最適解を求められる場所でもある。(CancunはTulumよりもっと画一的な価値観やイメージでつくられた街に思えてくる)

自然と調和する幅が点在するTulumが心地よい最大の理由です






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