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真っ暗闇の中で。
昨日夜、わたしは携帯も財布も何も持たずに家を飛び出した。
気がつけば20キロの道のりを一人歩いてたのだ。
被爆の継承のための本づくり、クラウドファンディングが終わってから早4ヶ月。
「本どこまで進んでるの?」
「どうやって暮らしてるの?」
「これからどうするの?」
3月から9月までとにかく突っ走ってきた。
メディアも新聞にラジオにテレビに全国でも取り上げられ知名度がぐーっと引き上げられた。
その反面、みんなから期待される自分に追いつけなくて苦しくて、少しでもつつかれようものなら全力で膝をついて落ち込んでいた。
「いや、でも私がやるって決めたことだから、、」
途中で投げ出す気もなかったし、応援してくれる人の気持ちに応えたいという思いで何度も何度も立ち上がった。
体も心もボロボロで、もうこれ以上傷つきたくなかったから「執筆活動に専念するのでSNSはお休みします!」って宣言した9月14日。
ちょうどクラファンが終了した直後だった。
そんな宣言をしたにも関わらず、「もしみんなに『こいつ裏切るんじゃねーか』って思われたらどうしよう」と思い、自分の生存確認をするためにTwitterだけは続けてた。
でも本当は引きこもって外の世界と断絶したいぐらいだった。
貯金は減ってく一方だし、かといって活動は継続していかなきゃいけないし、金銭面で親に頼るなんてとてもじゃないけどしちゃいけないし、、
実家に引っ越させてもらって食べるものには困らず、でも居候させてもらってる親への申し訳なさと人とのご縁を蔑ろにしちゃいけないって気持ちからイベントに呼ばれては顔を出していた。
人との出会いはとても貴重でありがたく、話せば話すほど勉強になり自分を成長させてくれるものだったから。
でも人に会えば会うほど自分に対しての劣等感でいっぱいになるんだ。「わたしはナニモノ?」って。
なにか新しいことをするということは簡単ではなく、イバラの道を突き進むことだと。
お前にその覚悟はあるか。
3月、小学校の先生辞めてまで被爆の継承することに意味はめちゃくちゃある!そう信じて止まなくて、未来のことなんてなにも考えてなかった。
戦争産業があるなら、平和産業だってあっていいと思うんです。
社会貢献として平和のこと取り組みたい人は山ほどいる。
でもそれが出来ないのは「お金」が生まれないからだって。
分かってたつもりだった。
辞めるときも不安で不安で泣いた。
でも勇気を振り絞って踏み出したその一歩先には、多くの人の共感と応援があったんだ。
今でも、その1歩踏み出せたことはちっとも後悔してない。
「よく頑張ったね!あの1歩があったから、今のあたしがいるんだよ。」って10年後の自分に言ってもらいたい。
3年先、どんな自分でありたいか、なにをしたいか想像する。
それが思い通りにいかなくても、それでもやり続ける。
そのために「今」できることをやる。
振られても振られても、絶対諦めないから。
応援してくださってるみなさん、「おいおいあいつどうなってるんだ。」って言いたい気持ちとてもよく分かります。
だから、7月に立ち上げたグループのメンバーには、不安にさせたくなかったから報告するに出来なくて今まで引きずってしまった。
わたしを責めたいのではなく、ただただ頑張りたいというわたしの思いに応援してくださってる方々の気持ちもとてもよく伝わってきます。
すぐに謝ってしまうわたしは、謝れば許してもらえると思っているわけではなく、反省を行動で示したくてそう言ってしまうのです。
でも、謝ってほしいわけじゃないよって言ってくれるのは、応援してくれてるその言動に対して言葉よりも『がんばれ〜!』を原動力に前に進んでほしいからだって。
仲間に対して、
「迷惑かけちゃいけないから、、」
「怒られるかもしれない、、」
「嫌われるかもしれない、、」
そう思う自分がいる時点で負けてるんだなあって。
自分自身に。
いつだって敵は自分の中にいた。
仲間に対してそう思ってしまうのは、私の心の弱さだって。
私自身を信じる力、そして仲間を信じる力が足りてなかったんだと思う。
めちゃくちゃ暗くて怖い山道を歩きながら思ったんです。
この暗くて怖い道が、ちっともわたしに怖がらせないのは満天の星空が美しいことを知ってるからだって。
思い通りにことが進まなくて、不安で不安でどうしようもないときもあるけど、その真っ暗闇の中には満天の星空が垣間見れることを知りました。
近道はないけど、どんなに遠回りでも、コケちゃっても、それでもちゃんと進むべくして進み、いつかきっとゴールはある。
あの満天の星空は友達の思いやりや優しさ、信じる心、その輝きだと思った。
やるしかない。
でも、まずは不器用で考え事をばかりしてしまうわたしをどうにか安心させたい(笑)
どうにかしてあげよー。
わたしもハッピーで、みんなもハッピーでありますように。
良い一日を。