スマートシティの成功法則inデンマーク③
今回が三回目にしてようやくのスマートシティの説明ができます。
今回の記事では赤い枠で囲まれたところを説明しようと思います。
3.様々な技術が統合されたスマートシティ
デンマークのスマートシティの特徴として、幅広い問題を同時に解決していることがあります。再生可能エネルギー、デザイン戦略、市民がまちづくりに参加できる仕組みなどが例としてあります。前回、前々回の記事で詳しく書いてあるのでよかったら
せっかく私オリジナルの文化・教育から積み上げて考えていく切り口のため3つの柱の組み合わせで現状のスマート・シティを説明使用と思います。
環境知性×クリエイティブ・イノベーティブ
「自転車大国」
デンマークには自転車の高速道路があり、自転車を強く進めている。その理由として3つある。
①健康増進になる→社会保障費削減
②エネルギー問題の改善→カーボンニュートラルな都市に近づく
③人間中心の生活(駐車場だらけの都市は人間中心なのだろうか)
環境知性×市民参加型「CPH2025気候プラン」
CPHというのはコペンハーゲンのことで、コペンハーゲンはカーボンニュートラルな都市を目指している。カーボンニュートラルな都市を実現するにCPH2025気候プランでは、エネルギー計画だけでなく、自転車などの交通など都市に関する様々な要素を含めている。
そして、これを実現するため
2025年に世界初のカーボンニュートラルな首都になること
というコンセプトを強く掲げ行政や、大学などが参加できる仕組みを作っている。
市民参加型×クリエイティブ・イノベーティブ
「PPPトリプルヘックス」
このトリプルヘックスっていうのは、デンマークが作った手法です。国と大学と企業が合同となって1つのことを行う際に、それぞれがより深く連携できるような仕組みです。
様々な分野を横断して1つのプロジェクトに取り組むときに国や企業、大学が連携する必要があり、これがデンマークの幅広い問題を同時に解決している理由なのだ。ちなみに、このトリプルヘックスはCPH2025気候プランでも使用されています。
すべてを加速させるデジタル化
デンマークのオーフスにあるスマートシティではオーガニシティを目指しています。オーガニシティとは
市民が主導となってイノベーションをおこしてデジタル技術と統合させながら、SDGsを高める都市
のことで、上の3つの取り組みの最終形態みたいな感じです。こうしてできたのが、前回の説明にもあった「DOKK1」です。
このようなことを行っていくうえで色々なサービスやプロジェクトをデータとして保存してほかの都市に展開していくことをも目的としています。デンマークのスマートシティの成功法則は実際の都市のデータを収集していくさらに加速していくことでしょう。
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