見出し画像

[Maas①]未来都市のあり方

どーも、ウーブンシティの波にのって、車のこと書いてみる男、よーたです。

今、話題沸騰中の「自動運転」。もしかして、ただ、運転が楽になるだけでしょ!とか思っていません?そんなことをいってるようじゃ、原始人と間違えられます。是非この記事を読んで、そんなこと言われないようにしましょう!

今回も学芸出版社さんの本を参考文献にしています。是非読んでみてください

[1]Maasとは

Maas,自動運転、Iot、5G??? 
 まず、勘違いしている人、ムズイ単語がいっぱいある、と思っている人いるとおもうので、整理していきます。

Maas[Mobility as a service]
移動のために、最適な”方法(バス、タクシー、電車、自動運転)、”場所(乗る場所、降りる場所)”道順(費用、時間、環境)を提供するサービスのことです。

ざっくりと説明すると
 つまり、自動運転というのは、Maasの1つの方法(無人タクシー)なのです。そして、車を常時スマホなどと接続する必要があるためIotの技術が必要になり、自動運転のためには、5Gの技術が必要なります。
 Maasとはいろいろな技術を統合させて、交通においてお客様に届けるところをデザインしているところです。そして、このMaasを加速させたのが技術は大きく分けて”シェアライド”と”自動運転”の2つあると思ってください。
※シェアライド:ドライバーの車に相乗りする。ドライバーとドライバーを探している人もマッチングさせる技術により利用され始めている。
例)Uber、Grab

[2]都市の根本的な課題

 Maasがただ、交通を便利にするだけでなく、都市の『根本的』な問題を解決します。都市の根本的な問題は大きく分けて3つあります。

1.1年で130万人が交通事故で亡くなっている
 
高齢化によりこのままではよりこの事故数は増加するという意見もあります。

2.車の個人所有による巨大なロス
車を個人で持っているのはかなりの非合理的です。理由は2つです
①95%は駐車場にいる(5%しか運転していない)
 これはシンプルにもったいない。
②一人当たりに必要な面積がでかい
 下の図を見るとわかりますが、車でかすぎです。電車の20倍です

スクリーンショット (270)

3.高齢化に伴う交通難民の増加 
地方にいる高齢者、移動手段がないので死活問題です。

[3]Maasが作り替える新たな都市

 上のような根本的な問題をもっており、じゃー、結局Maasはどのように都市を変えていくのか?これは大きく分けて3つあります。

1.駐車場
 シェアリングが進む、バスや電車の利便性が進む。これらが進むと、車の駐車場は必要なくなります。現状、車の95%が駐車場にいるのなら、90%ぐらいは駐車場を減らせる感じがしますよね?
 特に、都市部はかなり減ると思います。なぜなら
・バスや電車の利用の利便性の向上は容易
・多くの人がいるため、シェアリングがしやすい

2.街路空間
 車の自動運転の技術が向上すれば、安全性が向上します。この安全性の向上によるメリットは4つあります。
①交通事故が大幅に減らせる
②道幅を狭くできる←車幅の広いトラックなどはいち早く自動運転が実走されて普通車にあった道幅になるため
③歩車共存空間の促進(下の写真みたいな感じ)

画像2

3.駅前広場
 
皆さんが公共交通を嫌がる理由の1つに乗り継ぎが面倒くさいというところがありますよね。「だったら車で行ったほうが楽だし」、「乗り継ぎの時間ロスもなくなるから」と思い公共交通を利用しなかった人も多いと思います。ただ、Maasが進めば、これは改善します。

[現状]
・乗り継ぎがめんどくさい(特に電車→バス、電車→地下鉄)
・交通が不便なところだと車のほうがはやい
・場所によっては電車とバスの駅が離れている。
・駅前にタクシーがないときがある

[Maasが進んだ未来]
・全ての交通を一括管理(様々な交通方法を簡単に使える)
当然、タクシー、シェライドなども含まれる。
・様々なところに『モビリティ・ハブ(次回に説明します。お楽しみに)』があり公共交通やシェアライドのほうがはやい

このようにして、Maasが都市を根底から変えていきます。次回はそのMaasを利用して日本が復活する道しるべを解説していきます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?