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[これからの建築家②]ワーケーションのための街とは?

どーも、こんばんわ。よーたです。今日は、前回の続きとして
「これからの建築家」×「ワーケーション」というテーマで書いていきます。

街に関わる時間の多様化

建築家
 そもそもこのような関係のなさそうな2つを同時に考えたのは「時間軸の多様化」があるのかなと思います。
「働く」というものは全国で行い、チェーン化して全国展開することを是とする。それは、どこにいってもあるものが好まれた。だから、経済性の塊のような不動産というものは全国展開された。その結果、建築家も活躍したら全国で活躍する。
 その結果、建築家は街には根付かずに働くのです。しかし、建築家というものは、都市に長く残るものを作っていきます。短い時間しかいない都市の長期的なものを作る。
 ここの乖離が今のどこにでもある都市の形成の一番の原因なんじゃないかと思っています。少し、トゲのある言い方ですが、今、全国で活躍している建築家はある種、都市のことを考えていないか、見せかけの力が上手かの2種類が多いのかなと思います。

住民
 一方、住民はマイホームを買うことを正解とする日本の謎の風習があります。(まぁ、noteを見ている人は傾向としてそれを正解とは思っている人も少ないとは思いますが、)つまり、ローンの期間から考えると40〜50年ぐらいは同じ場所に住みます。これは、長すぎますね。
 では、マンション住まいはどうでしょう?

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マンションの平均賃貸年数は上のようになっています。これをみる限り、学生を除いて、2年〜が最短なのかなと思います。

つまり、総合すると、マンションでも住居でも、住むということは最低でも2年以上は絶対なのかなと思います。

これから
 しかし、これからはこれが多様化します。建築家は全国展開が全てではなく、街に根付くこともありになってくる。つまり、建築家と都市の関係はより長くなる。一方で住民はワーケーションというもので1年や1ヶ月という短い時間で住みやすくなった。

では、どのような街がワーケーションに適しているのでしょう

地域コミュニティとワーケション

 ワーケーションの反対意見で「地域の人とのコミュニティが生まれなさそう」とかがありそうですが、都市に関わる時間とコミュニティのレイヤーは別のレイヤーです。実際、マイホームを購入している人達が地域のコミュニティに属しているかというとそんなことはない。
 つまり、ワーケーションが地域コミュニティを形成するには「短い時間で形成しやすいコミュニティ」ということです。

 短時間でコミュニティに参加しやすいためには、結論からいうと「公園や道などの外の場所をイベントなどとして定期的に利用できるような仕組みを作ること」だと思います。

 理由としては、

短時間で既存の地域のコミュニティに参加しやすい仕組み

地域のイベントなどに参加しやすい

地域のことをよくしらなくてもイベントを知ることができる

誰もが見える外の空間でイベントを行う

実際は、こんなに簡単ではないのでしょうか。ハードの問題だけに抽出してシンプルにするとこんな感じになると思います。
(学生のたわごとなので温かく見てください。)

つまり、イベントとして利用しやすい外部スペースを都市の中に複数作ることがワーケーションがコミュニティに参加するために重要になります

ミニマリストのプライベート空間、コモン空間

 ここで、ワーケーションについて忘れてはいけないのは、ミニマリストという問題です。
 ワーケーションになるということは、持ち物が少ないです。持ち物が少ない人がワーケーションを好むのか、ワーケーションしたいから持ち物が少なくならざるを得ないのか、どちらにしろ持ち物は少なくなります。

 そうなると、「持ち物が少ないなら備え付けを多くすればいいのでは?」という考えになりますが、これは違うかと思います。例えば、ワーケーションの人が備え付けを豊かするとしてキッチンの道具を増やす!
 でも、ワーケーションの人が家のキッチンを使いやすさを求めているのか?それよりも地域のお店に行くとか、そういうことのほうが求めていると思う。つまり、持ち物が少ない「ミニマリスト」となります。
そうなると、

プライベート空間(自分専用の空間)→最低限でいい
(キッチン、風呂、部屋の大きさ)
コモン空間(ある一定の人が利用する空間)→多くの場所を用意する
(レストラン、居酒屋、銭湯、コワーキング)

 このような条件がワーケーションには必要になるのかなと思いました。

まとめると、ワーケーションに適した街は

ワーケーションのための街
1.外部を積極的に利用しやすい街
2.プライベート空間は小さく、コモン空間が多い

こうなるのかなと思いました。

今回はここまでです。次回もお楽しみでpに

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