[時代背景と建築①]2000年代の建築
どーも、よーたです。私も大学4年せ生になり、一端、模型を作る呪縛から解放されています。
さて、今回は、「都市と人を結ぶ建築」というタイトルで今、取り組んでいる図書館の設計を解説していこうと思います。
都市的な視点が求められた2000年代の建築
建築学科の人だったら分かると思いますが、設計課題などで、実際の土地に仮想の設定で建物を設計する場合、敷地模型などを作ると思います。
上の写真が敷地模型です。かなり小さな縮尺で模型を作る代わりに、想定の敷地の遙か外まで作ります。これを作る理由は「都市的な視点でこの建築をみるため」です。どんな小さな住宅でもこの模型を作ります。
この敷地模型を最初に行ったのが、「アトリエワン」です。とてもちいさな敷地に建つ住宅、「狭小住宅」を都市の視点からどうなっているのか?この考えを投影して設計しました。以来、このやり方が主流になりました。(間違っていたらすみません)
ブラッディマンデイから読み解くの2000年代の時代背景
最近、「ブラッディマンデイ」というドラマを見ました。とても面白かったです。このドラマは2008年に放送されました。内容をざっくりいうと、「ハッカーである主人公(藤丸)とサードアイという警察の特殊部隊がテロリストから日本を救う」というものです。
そのドラマの中で、何回か出てきたのが、「100人を救うために仲良しの友達1人を見捨てるか?」という場面です。
個人的な意見では、そんなものは一人一人によって答えは変わっていいと思います。また、状況によっても変わります。国にとっては100人を救う方が正義ですが、個人によっては、それは逆だと言う人もいるでしょう。
ここで僕が考えたことは、このドラマ(2008年)の少し前の時代は、今よりもずっと、国とっての有益を国民全員に強要する時代、だったのかなと思います。
だからこそ、建築も「国にとって有益」を反映させて、敷地模型を作るようになったのです。
今の時代の公共建築のあり方
今の時代は国(全体)という時代から情報革命によって個人の時代(個)にになり、そして、コミニティの時代(集落)になりました。
全体(2000年)→個(2010年)→集落(2020~)
この時代の流れは建築にも反映されるのかなと思います。つまり、これから作るのは集落の時代になります。では、個の時代にはどのような特徴があるのでしょうか?
次回は「個の時代の建築」から解説していこうと思います。
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