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ドローンで古墳を撮影するまで

ドローンを古墳で飛ばすにはいろいろと手続きが必要です。
この辺を少し書いてみます。重量が500g以上あるのが空撮する際のドローンとして普通なので、まあこんなのを上空で飛ばすのだから、墜落するリスクがある限り、ある程度敷居高くしとかないといけないだろうと、飛ばしている自分自身思います。

古墳の撮影に限定して書くと、

●機体の登録と国交省への申請
古墳は人口密集地じゃないケースもあるので必ず必要かというとそうではないのですが、ドローンは飛ばす際に建物や橋、人から30m離れていないと無許可で飛ばすことはできません。普通なかなかこんな場所はないという意味で事前申請が必要となります。自分の場合は1年単位の包括申請という申請を得ています。

●地権者からの飛行の許可
古墳公園などは飛行が禁止されている場合があります。どこへ許可を求めるかを探すところはら始めて許可を得られるまで、結構大変です。
申請書の提出や、許可が出た場合でも結果の報告の提出が必要なケースがあります。

●飛行計画の登録
許可得られると実際の飛行予定を国交省のサイトに登録する必要があります。これは現在必須ではないのですが、登録ことで同時刻に他のドローンと衝突する危険性を避けることや、国交省からの不測の連絡を得ることができます。実際緊急のヘリコプターが出動するケースなどはメールで連絡が来ますから飛行計画登録は大事ですね。

ここまで到達して当日を迎えても、風が強かったりすると飛ばせない(飛ばさない)こともあり得ます。あとはしっかり準備してもそれを知らない人からクレームをもらうケースもあり得るので、しっかり腕章なり飛行許可を得ていることを示すことも大事。

こんな具合で準備をして飛ばしたのがこちら。
昨年撮影した石川県の雨の宮古墳。
前方後円墳と前方後方墳が並ぶ姿を撮ることができました。

新しい古墳の愉しみ方ができるなとドローンを飛ばしていて思います。


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