Day433 エステル記 7章
エステル記 7章では
ハマン、失脚する
王とハマンは王妃エステルの宴会にやって来た
この酒宴の2日目にも、王はエステルに尋ねた
・あなたは何を願っているのか
・王妃エステル
・それを授けてやろう
・何を望んでいるのか
・王国の半分でも、それをかなえてやろう
王妃エステルは答えた
・王様
・もしも私があなた様のご好意を受けることができ、
また王様がよろしければ、私の願いを聞き入れて、
私にいのちを与え、私の望みを聞き入れて、
私の民族にもいのちを与えてください
・私も私の民族も、売られて、根絶やしにされ、
虐殺され、滅ぼされようとしています
・私たちが男女の奴隷として売られるだけなら、
私は黙っていたことでしょうが、そうはいきません
・その迫害する者は、王のお受けになる損失を
償うことはできないのですから
クセルクセス王は王妃エステルに言った
・そんなことをしようと心に企んでいる者は、
いったいだれか
・どこにいるのか
エステルは言った
・迫害する者、敵とは、この悪人ハマンです
ハマンは王と王妃の前で震え上がった
王は憤って酒宴の席を立ち、宮殿の園に出て行った
ハマンは王妃エステルに
いのち乞いをしようとしてとどまった
王が彼にわざわいを下す決心をしたことが
分かったからである
王が宮殿の園から酒宴の広間に戻って来ると、
エステルのいた長椅子の上に
ハマンがひれ伏していたので、王は言った
・私の前で、
この家の中で王妃までも辱めようとするのか
このことばが王の口から出るやいなや、
ハマンの顔は青ざめた
そのとき、王の前にいた宦官の一人ハルボナが言った
・ちょうど、
王に良い知らせを告げたモルデカイのために
ハマンが用意した、
高さ五十キュビトの柱がハマンの家に立っています
すると王は命じた
・彼をそれにかけよ
こうしてハマンは、
モルデカイのために準備しておいた柱にかけられた
それで王の憤りは収まった
宴会の2日目に、王から望みを聞かれたエステルは
自分がユダヤ人でハマンがユダヤ人の敵だと明かし
怒った王はハマンを高い柱にかけるよう命じました