Day419 ネヘミヤ記 6章
ネヘミヤ記 6章では
敵の脅迫
さて、サンバラテ、トビヤ、アラブ人ゲシェム、
その他の私たちの敵に、私が城壁を築き直し、
破れ口が残っていないことが伝えられたときのこと、
ただし、まだ門には
扉を取り付けていなかったときのことである
サンバラテとゲシェムは
私のところに使いをよこして言った
・さあ、オノの平地のケフィリムで会見しよう
彼らは私に危害を加えようと企んでいたのである
そこで、私は
彼らのところに使者たちを遣わして言った
・私は大工事をしているから、下って行けない
・私が工事をそのままにして、
あなたがたのところへ下って行ったために、
工事が止まるようなことがあって
よいものだろうか
彼らは同じようなことを、
4度も私のところに言ってよこした
それで私も同じことを彼らに答えた
サンバラテは5度目にも同じようにして、
若い者を私のところによこした
その手に一通の開封された手紙を持っていた
それには次のように書いてあった
・諸国民の間で言いふらされ、
また、ゲシェムも言っていることには、
あなたとユダヤ人たちは反逆を企んでいて、
そのために、あなたは城壁を築き直している
・このうわさによれば、
あなたは彼らの王になろうとしている
・また、あなたは預言者さえ立てて、
ここユダには王がいると、
自分についてエルサレムで宣言させようとしている
・今にこのことは王に聞こえるであろう
・さあ、来なさい
・一緒に相談しよう
そこで、私は彼のところに人を遣わして言った
・あなたが言っているようなことは、なされていない
・それはあなたが心の中で勝手に考え出したことだ と
これらのことはみな、
・彼らの工事に対する気力が落ち、
工事は中止されるだろう
と考えて、私たちを脅すためであった
ああ、今、どうか私を力づけてください
私がメヘタブエルの子デラヤの子シェマヤの家に
行ったところ、彼は引きこもっていた
そしてこう言った
・神の宮、神殿の中で会い、神殿の戸を閉じておこう
・彼らがあなたを殺しにやって来るから
・きっと夜分に殺しにやって来る
そこで私は言った
・私のような者が逃げてよいものか
・私のような者で、
だれが神殿に入って生き続けるだろうか
・私は入らない
私には分かった
今、彼を遣わしたのは、神ではないと
彼がこの預言を私に伝えたのは、
トビヤとサンバラテが彼を買収したからだと
私が恐れて、言われるがままにして罪を犯し、
私の悪評が立って、
私がそしられるようにするために、
彼は買収されたのだった
わが神よ
トビヤやサンバラテのこれらのしわざと、
また、私を恐れさせようとした女預言者ノアデヤや、
その他の預言者たちのしわざを覚えていてください
こうして、城壁は52日かかって、
エルルの月の25日に完成した
私たちの敵がみなこれを聞いたとき、
周囲の国々の民はみな恐れ、大いに面目を失った
この工事が私たちの神によってなされたことを
知ったからである
またそのころ、ユダの有力者たちは
トビヤのところにひんぱんに手紙を送っていて、
トビヤも彼らに返事をしていた
それは、トビヤがアラフの子シェカンヤの婿であり、
また、トビヤの子ヨハナンも
ベレクヤの子メシュラムの娘を妻に迎えていたので、
彼に誓いを立てていた者が
ユダの中に大勢いたからである
さらに、彼らは私の前でトビヤの善行を語り、
彼に私の言うことを筒抜けにしていた
トビヤは私を脅すために、たびたび手紙を送って来た
ネヘミヤに対する暗殺計画や、悪評、偽預言者など
数々の妨害にも屈せず、城壁は52日間で完成した