子供が大人の先生になれる話<セクシュアリティ>
さて、note5日目です。いちいちカウントしている気がしますが「これなら続けられるかも」と思い、嬉しいんです。ようやく性について触れることができました。
世間は確かに変わったかもしれんけど…。
「最近はLGBTQIA+に対する世間の見方がかわりつつある」
というようなことをドラマで見ました。
確かに変わったかもしれんけど…、「若者ぐらいじゃないかそれ?」と思ったのは私が世間知らずだからでしょうか。いや、でも実際そうじゃないかと思います。
※この記事では「子供」「大人」という言葉が何回か出てきますが、ここでは「子供」→10〜20代くらいのの比較的セクマイに理解がある世代、「大人」→40〜50代くらいの「子供」の親世代の人たちと定義します。
母との会話。
以前の母との会話で思ったことを少し書こうと思います。
まずは母との会話について。
母は最近のセクシュアリティの名前に増えっぷりは知らないようで、「ゲイ」「レズビアン」以外何も知らなかった。逆にそれ以外になにがあるの?って感じ。実は色々あるのにね。
母が若い頃、シンガポールに行き、帰りの飛行機直前によったバーで、「男性として生まれて、心が女性で、同性愛者」の人に告白されたそうです。私の少ない語彙を使うと、トランスジェンダー女性でレズビアンの方だったらしいです(もっと良い言い方をご存知の方はコメント欄やtwitter<@hapinosekumai>で教えて下さい)。
私も最近いくつか言葉を覚えたので教えてみると、
「へ〜そんなんあるんだ〜。」
と、正直あまり興味は無いんだけどな、という本音が見え隠れする声で言い、私は、
「あとSOGIっていう性指向とかについての言葉もあるんだけど、これはうちらにも関係ある話だから、まあ、そういうのは私らも当事者だと思わんとねー」
みたいなことを何気ない口調で続けて言うと、母はあまりそういう話は好きではなさそうでした。ちょっと悔しいなあ。もっと知識を増やしたいものです。
それでなんやかんや巡り巡って上のツイートの会話になりました。
(母は私が同性の人と恋愛するとしたら、どう思うんだろう)
という疑問から言ってみたのですが、やはりやや否定的でした。
母は元々私が「異性としか恋愛はしないだろう」と思っているのか、昔から、
「たとえ離婚しても構わないから、一度は子供を産んだほうが良い。」(私は離婚するくらいなら子供作らんしと思っているので、するつもりはありません。あと私はまだ16よ!)とか、
「子どもを産むのは20代のうちじゃないとそれ以降に産むのは辛い。」(子どもを作ることに興味のない私にはうるさいだだけ…だけどこれは関係なくないかもな…。)とか、
やたらそういうことを言ってきました。私はそういうのを聞くたびにもやっとすると言うか、私は今好きな同性と結婚したいんだよなあ、妄想でしてるなんて言えないけど…、子供には正直あまり興味ないんだよなあと、考えを巡らせています。
ただ、この場合母がこんな反応をしてしまうのは仕方がない気もするのです。なぜなら、そもそもLGBTQIA+に関する勉強を、母はほとんどしてこなかったので。最近は学校で習ったりはするけど、30年ほど前まではそんなものはなかったでしょうし、今の4、50代がそれについて学ぶのは、子供がカミングアウトするか(ただはねつけられることも多い気がしますが)、本人たちが興味を持たないと、情報にアクセスできないように思います。
私達子供ができること
私は、大人がLGBTQIA+に興味を持ってもらうには、その子どもたちが教えるのが一番有効であると考えます。セクマイさんでもそうでなくてもできることです。
もし、セクマイさんで、カミングアウトしてないよ、という人は、無理に自分のセクシュアリティをカミングアウトする必要はありません。最近は学校で学習できたり、ネットでも調べられるので、「今日学校でこんなんやったんよ。」、「(ネット記事を見せながら)最近はこういうのがあるんよ。」とさり気なく教えられれば、親がどれだけセクシュアリティの知識があるのか、ある程度測れますし、親も少しは関心を持ってくれると思います。
普段優しい親でも、セクシュアル・マイノリティに偏見がないとは限りません。私の親みたいに、あまり好意的ではない人も必ずいます。
でも、できる限りでいいので、ゆるっと、向こうが興味を持つまで、少しずつ教えてみてください。子供の私達は大人達のセクシュアリティの先生になれるのです。
これは自分のためだけではなくて、これからの世間全体のLGBTQIA+に対する見方を変えることにつながると思います。
もし、私のnoteやtwitter(@hapinosekumai)に興味を持っていただけたら、コメント欄やリプ欄にて絡んでいただけると嬉しいです。
(フォローとかいいねとかしてほしいとか言ってない言ってない)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?