こりん星のひみつ その9 ~そして立ち上がったゆうこりん~
自然豊かなこりん星。しかし移住したくても庶民の収入では、それは叶わない。
「こりん星への移住を許可しろ!」
「政府は金持ち優遇を今すぐやめろ!」
ヘンテ星住民の不満は爆発寸前だった。
ヘンテ星に住み暮らす庶民の代表として立ち上がったのが、地球で言うところの小倉優子こと「ゆうこりん」だ。
ゆうこりんは実は、「ヘンテ星のジャンヌ・ダルク」と言われた女傑だったのだ。住民運動では常に先頭で声を上げ、時には武器を手に戦闘の経験もあったという。
ゆうこりんを先頭に、ヘンテ星住民による激しい運動が奏功し、ゆうこりんはついに、政府からこりん星の代表と話し合う確約を取り付けたのだった。
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