19　16歳年下

都会でお仕事を続けていた私は、いつの間にか30代後半、アラフォーになっていました。

結婚して家庭を持ち、夫と子供と一緒に暮らす。そんな生活を望むどころか、想像する事すらすっかりあきらめていました。

私はお仕事の関係もあり、人に見られることを常に意識していました。

そのためエステに通ったり、美顔器を使うなどして「若さ」を保つ努力を続けていました。

その甲斐あってか、お付き合いする男性は誰も、私のことをアラフォーだとは全く思っていなかったようです。

いつしか私は、年齢を偽るようになっていました。

どうせすぐに別れる人に、本当の年齢を言う必要なんてない。オンナの嘘は許される。私は本気でそう思っていました。

そんな時に出会ったのが、今の彼氏だったのです。

16歳年下。自分の息子であってもおかしくない年齢です。

そんな若い彼氏に対して、私は本当の年齢を隠したままお付き合いを始めました。

そして彼の子を妊娠することになったのです。

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