ほっき貝は、山元町の「食文化」。
はぴみんのずんだ党フードサミット ほっき飯 先取りトーク③
今シーズンの山元町のほっき漁は、昨年12月20日にスタート。
大ぶりで肉厚な山元町のほっき貝は、仙台中央卸売市場に出荷され、農水産物直売所「やまもと夢いちごの郷」でも販売されています。
(山元町HPより)
山元町のほっき貝は、宮城県内一の水揚げ量。
山元町では、東日本大震災以前から「資源管理型漁業」を徹底しています。
捕獲できるほっき貝のサイズを「9.5 センチ以上」と定め、それに満たないサイズは海に還し、産卵期となる 4 月以降はホッキ貝を採捕しないように、漁期を 12 月から 3 月末と定めています。
山元町は、東日本大震災で町の約4割が津波に飲み込まれ、家屋や破壊された堤防の破片、なぎ倒された樹木などが、引き波によって陸から海へと運ばれ、海底に散乱する「海中ガレキ」となって残されました。
そのため、昭和初期から行われてきた、海底に降ろしたマンガ(熊手のような漁具)を船で曳いて採取するほっき漁はできなくなりました。
国と県によって約 5,500 箇所のガレキが撤去されましたが、水深や撤去作業の安全面から完全な撤去には至らなかったため、「海中ガレキ」があっても貝の採捕ができる「噴流式マンガ」という新たな漁具が導入され、2018年12月から本格的に漁が再開しました。
「噴流式マンガ」とは、マンガにホース取り付け、高圧で圧縮した海水を海底に吹き付けて、砂の中から貝を採捕する漁具のことです。
(山元町観光サイト「ヤマモトイロ」の「ホッキ漁復活と持続可能な漁業 」より)
ほっき貝を求めて、「やまもと夢いちごの郷」へ。
ということですので、早起きして、磯浜漁港直送のほっき貝があるという「やまもと夢いちごの郷」に行ってきました。
「やまもと夢いちごの郷」に着くと、至る所でホッキーくんがお出迎えをしてくれて嬉しかったのですが、磯浜漁港直送のほっき貝は、目の前で最後の1袋がお買い上げされてしまいました。(涙)
地元のおじさんとおぼしき方が嬉しそうにほっき貝の袋を抱えて去っていくのを、ホッキーくんに代わってお見送りをしたのは私です。
気を取り直して、フードコートの「和食・そば処 蕃山」さんで、ミニほっきめしと肉そばのセットを注文しました。
ほっきめしはもちろんのこと、お蕎麦も出汁がすごく美味しくて、来た甲斐がありました。(^o^)
売り場に「お弁当 深山」さんの ほっきめし丼があったので、お土産に購入して帰り、お夕食にいただきました。
ほっき貝が肉厚です!
ご飯にも味がしっかり染みていて、冷めても美味しく食べられます。
こちらは、山形県真室川産の「つや姫」を使用しているとのことです。
ごはんの量が2人前ぐらいありましたが、飽きのこない味なのでアッという間に完食してしまい、お腹がいっぱいになりました。
ほっきめし尽くしの一日に感謝です。
山元町のホームページからは、ほっき貝を使ったレシピ集(協力/山元町食生活改善推進員協議会)がダウンロードできます。https://www.town.yamamoto.miyagi.jp/uploaded/attachment/13345.pdf
ほっきめし以外にも、ほっき貝の美味しいお料理がいろいろあるんですね!
どれも食べてみたい~ \(^o^)/
磯浜漁港直送のほっき貝をなんとか入手せねば・・・。
ちなみに山元町は、仙台藩時代に坂元城があったところで、サンドウィッチマンの伊達みきおさんのご先祖様が城主だったそうです。
食べることが大好きな伊達さんは、美味しいものがたくさんある地域で生きていたご先祖様の影響を受けているのかも?