やっぱり、宮城のホヤが食べたい。
はぴみんのずんだ党フードサミット ホヤ編 先取りトーク③
去年から続く高水温の影響で、5月末までの宮城県全体のホヤの水揚げ量は去年同時期と比べて3分の1程度、4年モノのホヤも通年の半分ぐらいの重さしかない状況でしたが、7月に入る頃から少しずつ生育が良くなってきていて、8月頃まで出荷が続く見込みだそうです。
(ミヤテレNEWS NNN 2024年7月4日 20:30 「<旬!宮城の味覚『ホヤ』>ホヤが育つ海の環境に異変 『ホヤイベント』は盛況だが…(宮城・石巻市)」より)
おうちランチは、「ほやほや号」のホヤ尽くし。
先日、ほやほや屋さんのキッチンカー「ほやほや号」が近所のみやぎ生協前に来ていたので、「いざ! ホヤ尽くしのランチを楽しむ機会を逃してなるものか! 」と駆けつけました。(^o^)
おかげさまで、ほや串とほや唐揚げ、ほや塩パン、ほやとオリーブのフォッカチオというホヤの欲張りランチプレートを満喫することが出来ました。
「ほやほや号」のおじさんは、「生協でのお買い物には、どれぐらい時間がかかりますか? お帰りまでに用意しておきますから、お代はその時でいいです」と言ってくださいます。
キッチンカーで調理してもらう待ち時間で別のお買い物を済ませられて、熱々のお惣菜がスーパー店内の冷房で冷えてしまわないようにというご配慮が嬉しいですね。
まぼ屋のホヤ釜飯が美味しすぎる。
「日中でも、気軽にほや料理を食べたい」という方にオススメなのが、仙台駅東口のヨドバシカメラ1階にあるオイシイもの横丁内のまぼ屋さんです。
「ホヤだ! ホヤだ! ホヤだ! とにかく、ホヤのお昼ごはんを食べるんだ! 」と、初めて訪れたまぼ屋さんで、私が迷いに迷って選んだメニューは、ほやユッケ丼、ほやピザ、ほやのクラフトビールでした。
もう、ユッケ丼のホヤの量が半端ないです。
ひじきの煮物と相まって、まさしくスタミナ料理ですね。
ピザのホヤとチーズの組み合わせにもハマりました~。
みやて蔵ビールのホヤールは、「ああ、ホヤだあ」という濃厚な後口(あとくち)です。
「お店の中の写真を撮ってもいいですか? 」と店員のお兄さんに尋ねて、写真を撮りまくっていたら、「(お客さんも入った)写真、撮りましょうか? ホヤ、めっちゃ好きですよね? 今度来た時これを見せてくれたら、何かいいことありますよ」と下のカードをくれました。
こ、これは、また来なければ。
ということで、10日後に再訪すると、この日は若い女性ばかりの先客4組が全員釜飯を食べています。
私も、ほや釜飯御膳を注文すると、お店のお兄さんは申し訳なさそうに、「釜飯炊けるのに30分ぐらいお時間をいただくんですけど、よろしいですか? 」と言います。
「じゃあ、その間に、ほやアイスをお願いします」と、この日のもう1つの大きな目的を告げました。
「それから、これがあるんですけど」と、先日もらったカードを提示すると、「今日は、生牡蠣と蒸し牡蠣のどちらかを選んでいただくんですけど、どちらがよろしいですか? 」と尋ねられたので、「蒸し牡蠣をお願いします」と答えました。
アイスはすぐに運ばれてきて、「わっ、ほやアイスだ! 」と、思わず歓声を上げる私。
お店のお兄さんは笑いながら、「このオレンジ色の、ホヤですから。ぜひ、食べて確かめてみてください」と、サーブしてくれます。
早速一口食べてみると、オレンジピールをさらに濃縮したような四角い小さな粒々が、アイスクリームの中にたくさん入っています。
それらの小さな粒々には、紛れもなくホヤの旨味と甘味がギュッと詰まっていて、これは異次元の美味しさです。(๑˃̵ᴗ˂̵)
ほやとアイスクリームのマリアージュに感銘を受けながら平らげました。
が、その余韻に浸る間もなく、蒸し牡蠣が来ました。
その熱々プリプリの身も、はふはふ食べ終わってしまって、しばらく経つと、ほや釜飯御膳が運ばれてきました。
お店のお兄さんは、「まだ、ちょっと時間がかかるんですが、(お釜の下の燃料の)火が消えたら、このタイマーのボタンを押して、5分蒸らしてから召し上がってください」と言って、一旦去っていきましたが、様子を見に、何度も戻ってきてくれます。
「来週からは、電気でもう少し早く釜飯が炊けるようになるんですが。今週いっぱいはこちらになってしまって、時間がかかってすみません。(ヨドバシ仙台第一ビルバスターミナルの)バスの時間に間に合わなくなってしまう方もいるものですから、もう少し短い時間でご提供できるようにしていく予定なんですが」と、またまた申し訳なさそうにお話してくれます。いろいろ気遣いをしてくださる優しい方です。
そうこうするうちに、待望のほや釜飯が出来上がりました!
釜飯の中のホヤには、磯臭さが全くなくて、歯ごたえのある柔らかさとホヤ本来が持つ旨味をピュアに味わえます。
その上、ホヤの風味を上品に炊き込んだゴハンの美味しさには、ホント心が洗われるような気持ちになりますね。米どころ宮城の底力に、思わず溜め息が出ます。
一粒一粒のゴハンを噛みしめるように、お釜の底のおこげまで名残惜しく、しつこくこそげていただきましたw。
このほやフライも、ポクポクしていて美味しかった~。
塩味なので、マヨネーズなしでも私はイケます。
夫がお会計をしている間、店頭の冷蔵ケースの中のホヤを見ていたら、
例の優しいお兄さんがやって来てくれて、「今朝獲れたホヤですよ」と教えてくれました。
やっぱり鮮度がいいホヤは、臭みがなくて美味しいんですね。
ホヤヨーグルトにハマる。
まぼ屋さんのほやアイスを食べて、次元上昇した私の食欲は、さらなるホヤのデザートを求めて、こちらの動画にたどり着きました。
白鶴酒造公式チャンネルの<ホヤの聖地「鮫浦漁港」で絶品フルコース!刺身、焼き&蒸しにデザートまで!?五感を刺激するホヤは至高の肴!【漁港巡り 宮城県鮫浦漁港】>です。
ホヤヨーグルトの解説は、動画の16:30から始まります。
用意するのは、生のホヤのむき身、一晩水抜きしたヨーグルト、黒こしょう、オリーブオイル、はちみつです。
はちみつとオリーブオイルをたっぷり入れると、ホントおしゃれな味のデザートになります。身体にもすごくいいし、しつこさがないので毎日でも食べられる感じですね。
また生のホヤをゲットできたら作ろうと、スーパーで虎視眈々と狙っている私ですw。
夏は、冷製ホヤのジェノベーゼ。
ほやほや屋さんの投稿を見て、ブランチ仙台というショッピングモール内のTREnTA長命ヶ丘店さんに、いそいそと出かけた私が遭遇したのは、この一皿です。
7月に旬を迎えた七夕ぼやは肉厚で、塩味の効いたコクがたまりませんね。
チーズ、ナッツ、オリーブオイルの味わい深さと、バジルの緑が目に鮮やかなジェノベーゼに、完全にマッチしています。
滋味豊かな食材が勢揃いで、心も身体も元気になりました。
暑い季節にこんなにピッタリな美味しさの冷製パスタって、他にあるのかしらん?
ちなみに、七夕ぼやと言うのは、七夕の頃に収穫されることから、ほやほや屋さんの店主である佐藤文行さんが命名したもので、「水揚げされたその日のうちに、臭みの原因となる内蔵を取り除き、急速冷凍することで臭みのない旬の味をそのまま閉じ込めて」いるのだそうです。
(TREnTA長命ヶ丘店 の 七夕ぼや menu より)
7月中は月曜日と水曜日に限り、同じショッピンモール内にあるみやぎ生協のお買い物レシートで割引になるサービスが行われているようです。
宮城では、ホヤに合う日本酒やビールも作られています。
宮城県初のホヤ専用日本酒の「ホヤといつまでも」は、仙台駅の1階にあるむとう屋さんというお店でも販売していて、立ち飲みも出来るようです。
ホヤに合うビール「ほやのために」の醸造所「ISHINOMAKI HOP WORKS」は、元映画館なのだとか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?