ホヤ熱愛人物列伝 in 宮城。
はぴみんのずんだ党フードサミット ホヤ編 先取りトーク②
宮城には、ホヤを心から愛し、ありとあらゆる個性的なアプローチで、ホヤ食の普及に精魂を傾ける方々がいます。
地域の風土に根差した食べ物への愛とリスペクトは、地元の文化を守り育てる大きな原動力になりますよね。
ほやドル 萌江(もえ)さん
宮城県人のラテンな気質を、ストレートに体現してくださっているほやドル萌江さんは、石巻市を中心に活躍するシンガーソングライターです。
まずは、「ほやのマーチ」の動画をごらんください !
話はそれからです。
萌江さんは、県産ホヤが苦境にあることを知り、「歌で元気にしたい」という思いから、2017年にホヤをテーマにした「ほやのマーチ」をリリース。
現在は地元のFMラジオやテレビにDJやリポーターなどとして出演して、CMにも起用されています。
(産経新聞 2022/8/4 12:00 石崎慶一「『ほやドル』になったシンガー・ソングライター ホヤのおいしさを全国に」より)
英語バージョンも明るく楽しい歌です。
奥州・仙台おもてなし集団伊達武将隊が参戦すると、こういう感じに変身します。
バイヤー高橋チャンネルの「『ほや』という言葉が存在しない国で『ほやのマーチ』逆翻訳したら歌の限界を超えた」も、なかなかのものですよ~w
ほやおやじ 木村達夫さん
ホヤに生涯を捧げると誓った「ほやおやじ」こと木村達夫さんは、30年間勤めた生命保険会社を退職後、53歳で株式会社三陸オーシャンを設立、三陸の水産物の加工・販売を始めました。
自ら開発した「赤ほやの塩から」がANAの機内食に採用され、ほやの商品がトップクラスになるなど事業は飛躍しましたが、東日本大震災で大きな痛手を受けました。
けれども、憔悴しきったほや漁師を見舞い、「彼らが仕事を再開できるまで何としても会社をつなごう」と決意なさったそうです。
(【公式】三陸オーシャン ほやおやじの ほやゼミ食堂 HP より)
2019年には、自らシェフとして腕を振るう「 ほやおやじの ほやゼミ食堂」も開店しました。
三陸オーシャンのほや商品は、公式オンラインショップで購入できます。
HPでホヤの美味しいレシピもどっさり紹介しています。
ホヤの食べ方やさばき方などわからないことは、お問い合わせフォームから送信すると、各担当者が答えてくれるそうです。
ほやほや屋店主 佐藤文行さん
ほやほや屋店主の佐藤文行さんは、臭いやえぐみがなく身が肉厚なブランドホヤ「七夕ぼや」の名付け親です。
午前に水揚げされたホヤをそのまま加工場に運び、すぐさま下処理、急速冷凍して、ホヤ本来の美味しさを保ったものを、収獲の際に引き上げる養殖棚が「仙台七夕まつり」の吹き流しと似ていることから、「七夕ぼや」と命名したそうです。
(仙台放送「“ホヤ唐揚げ”に“ホヤピクルス”目指すのは『ホヤ』のブランド化 風評被害を地元愛で乗り越える【宮城発】」より)
「地元の食材であるホヤを愛してほしい」という思いで、2017年以降、様々なチャレンジをしてきた佐藤さんは、現在、キッチンカー「ほやほや号」でのホヤ料理の巡回販売とオンラインショップでの販売を行っています。
佐藤文行さん語録です (^o^)
「これをヒーローにしないでどうするの」
(ブログ筆者注:「これ」とは、ホヤのことです。)
「なんで食文化をなくようなことをするのか」
「ホヤほど健康に効果的で多様な料理に活用出来る食材はない!」
「鶏から喰ってる場合じゃねぇぞ!」
(太田信吾「ホヤの最高に美味い食べ方とは? ~ほやほや屋店主・佐藤文行の挑戦~」より)
豊海おさかなミュージアムのHPにも、佐藤さんのインタビュー記事が載っています。
「ホヤしゃぶ」とその後の雑炊の美味しさや、チーズやトマト、オリーブオイルとの相性も良いホヤはフレンチやイタリアンにも向いているのではないかというお話をなさっています。↓
ホヤを使ったこんな美味しいパンもあります!
ところが、地球温暖化の影響で、こんな事態が生じています。(涙)
ほやを愛し、ほやを広める ほやほや学会
しかし、宮城のホヤ養殖を巡る環境がどう変わろうとも、熱狂的ホヤファンの存在は無視できません。
今年2月に石巻で行われた「第一回ほやファンミーティング」には、全国各地から40人のホヤ好きが集結しました。
第一回ほやファンミーテイングの詳細な開催報告①②③は、ほやほや学会のHPで公開されています。
特に開催報告②で紹介されている素晴らしいホヤ料理の数々を拝見すると、参加者の皆さんがあまりにも羨ましすぎる~ (๑˃̵ᴗ˂̵)
ほやほや学会のHPでは、ほや伝道師の登録もできます。
「我れこそは! 」と思われた方、ぜひ登録なさってください \(^o^)/