#89 「話し合う」土台と風土をつくると自分たちで考えるチームになる
企業さまに研修に行くと、意外と定期的な「会議」「ミーティング」をしていない場合があります。
あっても、「ホウレンソウ」に終始して、本当にやりたい会議ができていない…という事もあります。
「会議」「ミーティング」は、いわゆる「話し合い」の場ですが、きっちりとしたものでなくても、「ちょっといい?」などの立ち話も「話し合い」の場をつくることができます。
とある書籍に
「日本人は、会社以外でのコミュニケーションが少ない」
とありました。
多くの会社さまの悩みで「指示をしないと動いてくれない」というものがあります。
「もっと自分で考えて動いてよ…」
と言います。
しかし、触らぬものにたたりなし…もあるでしょう。だまって言われたことをちゃんとやりさえすれば、叱られもしないし、給与ももらえる。
自分からわざわざ、出る杭になる人は少数派です。
しかし、ちょっと話をしてみると、「えっ、そんなこと考えてたの?」とか「そのアイデア、会議で言ってくれればいいのに」なんてこと、ありませんか?
いい会議をするためには、心理的安全の場がつくられていることは必須ですが、これがなかなか難しい…。
10人20人の前で、言いたいことなんでも言って!と言われても、多くの日本人は言えません。
しかし、2~3人での話なら、結構言いたいこと言ったりします。
2~3人くらいであれば、心理的安全性は保たれることもあるでしょう。
ですから、会議の時に2~3人(多くても5人まで)で、話し合いのグループをつくると、会議は活性化します。
また、会議の場でなくとも、「ちょっとこの間のあれさ~」なんて、話ができる【場】をつくると、アイデアが出やすくなります。
そのためにリーダーがすることは、あえて【場】をつくることをお勧めします。
具体的に言うと、カフェスペースなど、雑談できる場所をつくったり、ランチ会をしたり、ミニミーティングなど20~30分、議題を決めないチーム単位での雑談をする場をつくったりすることです。
それぞれの会社さんによって、どれがいいかは分かりませんが、ある意味、半強制的にそういう場ができるようにするのです。
そうすると「話し合う」こと「意見を言う」ことへのハードルが下がっていきます。
「話し合い」の土台をつくり、うながしていくと、いつかそれが風土になっていきます。
しかし、「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない」です。
飲みたくなる環境づくり…それが、指示ゼロリーダーさんのお仕事です。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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