ちょうだい
※雰囲気話突然始まり突然終わる
※ネガなジミーに抱きつくベッピ
「何でそんな事言うんだよ」
この世に生を受けた時からの、
星屑に等しい見知らぬ主人の奴隷だった何光年の時代を振り返る
その内砂粒程の何年かを思い返す が無駄だった。そんな震えた声は聞いたことがない。
突けば即座に四散するだろうビニール風船とは裏腹に力強くしがみつかれている。いつものギャン泣きとはまた違う声だがどんな顔してんだかは伺えない
「ねえ…そんなにいうなら
ベッピにちょうだい。いいでしょ、」
おいおいそんな圧迫したら潰れちまうぜ。勿論お前が。
回された腕は力みすぎて小刻みにキュッキュッと鳴いた。
鳥肌も立たん肉体なんぞ無い方がいい。こういう力みからか、緊張からか、他の何かわからないからだ。
震えている声
震える腕
表情は見えない
「悪かったなあ俺があげられるものはお前にはないんだよ。」
尊厳も 魔法も まだ見ぬ
(何万と見た)主人に捧げたから
「いらない」
嗚呼
風船も 涙を流すのか
「お前しか持ってない…ねえ、お願い
頂戴…頂戴…ちょうだいよ。」
※※※※※※※
未完供養。いつかなにかで完成させたい
ジミーがほしい欲しいしてるのは可愛い。