社会人実行委員 相田洋介さん インタビュー~ハッピーアースデイ大阪10周年企画~
ハッピーアースデイ大阪は今年度で10周年!
ということで、この機会に、ハッピーアースデイ大阪がどのようにできたのか、どんな想いで続いているのかを歴代のメンバーの方たちに聞くことにしました。
第8回目は、2011年からハッピーアースデイ大阪の実行委員として、学生のサポートや企画に関わる”相田洋介さん”にインタビューをしました。
相田洋介さん
ハッピーアースデイ大阪社会人実行委員
ハッピーアースデイ大阪の活動には9年間関わっている
1.ハッピーアースデイ大阪の成り行き
相田さんはいつからアースデイのハッピーアースデイ大阪の活動に関わり始めたんですか?
2010年のプレ開催のときに出店と子ども企画を仲間と一緒にやることがハッピーアースデイ大阪との出会いでしたね。
まずは実行委員じゃなくて出店からだったんですね。
そのときに結構面白そうと思って、その次から実行委員に入りました。だから2011年にちゃんと実行委員に入ったって感じかな。
ほぼ始めからってことですね!
そうそう。ずーっとやってきて、あんまり関われないときもあり、波はあったけども、続けてきたという感じです。
最初の頃のハッピーアースデイ大阪はどうでしたか?
最初は年2回春と秋にやってて、だんだん認知度が上がっていったような気はしたけども、イベントをすることに追われて、みんなもっと大変だったように思うよ。
春と秋にやることによって義務感で動いていた感じですか?
そうだね。だから、環境問題についての話があんまりできてなかった。それでも、学生の中では勉強会やゴミ拾いとかは行ってたよ。久宝寺緑地の近くを定期的にゴミ拾いに行ったりはしてたけど、それ以外のことは中々できなかったように思う。
そういうことがあって今の年1回になったんですか?
そうそう。
当時の実行委員で「このままじゃダメだ!」みたいな雰囲気になったんですか?
そうだね。イベントばっかりするための集まりやったら他でもいっぱいあると思うし、1年通してじっくり中身を詰めてやろうって変わっていった。
年1回になって、アースデイの雰囲気は変わりましたか?
ちょっと気持ちに余裕が出たような気はするかな。環境や人権について話すことが増えた気がします。実行委員の数が多い時と少ない時でやっぱりやることとか色々変わってたような気はするけども、2回やってる時よりかは環境について考えるイベントになっていったように思うよ。
相田さんは年1回にしてよかったと思いますか?
俺は思うかな。ハッピーアースデイ大阪はイベントするためだけじゃないからね。
だんだん学生も増えて、色々変化があったと思いますが、初めから関わってる人としてどう思いますか?
昔は1年終わったら終わりっていう感じがすごいあったのが、来年どうしようというのを考えてするようになったのがここ何年か感じるようになった。
来年どうしようとなると今年のこと活かそうとかもっといい企画ができると思うのでそういう流れはいいと思います。
そうだね。どうしても学生は卒業するまでで終わりってなりがちだけど、その人が終わってもハッピーアースデイ大阪自体は残っていくよね。ハッピーアースデイ大阪をどう続けていくかということを考えないと、続いていかないから、ここ何年かは先のことも考えながら作っているような感じがします。
2.ハッピーアースデイ大阪の活動を通して
ハッピーアースデイ大阪10周年と聞いて思うことはありますか?
10周年まで来れたな…。10年もすると思っていなかったよ。
初めは危機感みたいなのが…。
そうやね。でも、毎年終わった後の達成感はものすごいあったよ。
でも先のことを考えながらはしっかりとやり続けないと環境問題には取り組んでいけないと思うようになりました。
単発じゃなくてじっくり考えていくことが必要なんですね。
一緒に考える場所を作ることが大事じゃないかな。テレビやネットでいろんなニュースを見て、実際にそういった問題に関心がある人が集まると気になる話がたくさん聞こえてくるし、話し合う機会も多く作れるようになる。社会問題や環境問題は大きいテーマだけども、身近に感じる機会が増えてくるといいよね。
環境問題については、大学に入って、活動をしてるからこそ、ニュース見てみようとなるんで一緒に考えることって大切ですね。
そうやね。社会人として関わっているけど、ハッピーアースデイ大阪って学生主体だから学生が実際どういう風に考えているのかっていうのも知ることができる。歳を重ねると自分で考えてるだけでは、いろんな知識はつくけど複雑に考えてしまうことが多くなるからな〜。
社会人になるとやっぱり…
だから、みんなと一緒にやってるとピュアな感じで考えることもやっぱり時折できるからありがたいって思う。
やっぱりピュアな気持ちでやるというのは大事ですか?
大事と思う。学生のみんなから俺がピュアって思ってもらってるかどうかは知らんけど。
相田さんは社会人の中でも結構関われていて、学生主体って中で社会人の立場でどうしてもやりづらい部分はありますか?
それはやっぱりあるよ。でも10年やってくると、どうしたらいいかなっていうのは自分なりには考えが出てくるから、昔ほどではないけどな。やっぱり学生主体っていうのにどれだけ社会人が関わっていいのかというのはすごい思ってたから、他の社会人とそういう話をすることもやっぱりあった。学生主体でのアースデイをどんだけサポートできるかが社会人の役目なのかなって思って来てたけど、今はサポートするだけではダメかなって思うようになった。
なるほど。今の学生実行委員を見て思うことはありますか?
すごい前向きに取り組む人が多く参加してるように感じます。前向きな人は昔からもちろんいるけども、その数はどんどん増えていってると思う。
前向きな人が増えると相田さんも頑張ろうとなりますか?
なるなる。前向きな人がいると、自分も一緒にやってみようとか、自分もなんか新しいことやってみたい!って刺激を受けるよ。
今、楓さんが実行委員長ですけど、実行委員長を見てきて何か思うことはありますか?
ハッピーアースデイ大阪実行委員長 小副川楓さん
社会人の実行委員長としてやってきてるからだけど、今回楓ちゃんが実行委員長になったっていうのはすごい大きい。元学生メンバーが実行委員長になったっていう大きな事だと思う。学生の立場と社会人の立場、両方分かる実行委員長になるからすごい。前の実行委員長の中村くんもそうだけどね。
ハッピーアースデイ大阪2代目実行委員長 中村満さん
アースデイとしてすごい重要になる人ですね!
楓さんに伝えたいことはありますか?
学生の時の立場と社会人の立場っていう両方分かる貴重なメンバーなので、それを今の学生にどんどん伝えていってほしいです。
これから実行委員に期待することはありますか?
アースデイっていうテーマの中でやってるから、環境のことに何かしらアンテナ張って、色んな経験値を積んでほしいです。あといろんな人と話すことかな!
3.今年度のアースデイ、そして未来へ
地球の環境問題が今色々と起こってますが、数10年後は今のままいったら、どうなると思いますか?
いま現在、環境は変わりつつある時期に来てると思います。このままいけば10年後は大きく変わってしまうような気がします。日本の四季が変わってしまうかもしれないよね。でも、変わりつつある環境に自分の生活をどのように対応させられるかということも考えていかないといけないですよね。
なるほど。ハッピーアースデイ大阪の未来はどうなってほしいというのはありますか?
ハッピーアースデイ大阪自体は、One Step for Actionで行動を起こそうとする誰かの背中をそっと押してあげるというテーマがあると思うけど、地球に対して行動する人たちがもっと集まれる場所、もっと対話することができる場所になったらいいなって思います。楽しいだけじゃなくて、プラス地球のことを考えることができるような場所になっていったらいいなと思います。
プラスαを活動する中でつけてほしいということですか?
そうだね。ハッピーアースデイ大阪は、地球のことを考えながら、たくさんの人が関わってもっともっと大きな輪になっていけたたらいいよね。
今年のアースデイに向けて意気込みはありますか?
今回、実行委員街で多くの人と関わることが増えたので、より良い形で広がって当日に向けて準備できたらいいんじゃないかな。次に向けて、今年だけじゃなくて、来年再来年と続けていけるようなことを今から準備していきたいですね。
最後に一言お願いします。
自分でもわからないことがいっぱいあるので、一緒に勉強したり、経験したり、学んだりすることを、年齢関係なく場作りができたらいいなと思うので、これからも先に生まれたおっちゃんっていうくらいの感じでよろしくです。
ありがとうございました!
インタビュ-企画はまだまだ続きますのでよろしくお願いいたします!
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