アースデイ勉強会②生き物の絶滅について
ハッピーアースデイ大阪では、毎月勉強会を行っています。
今回は、生き物の絶滅について紹介します。
絶滅とは?
企画&広報チーム 3回生 たくとさん
絶滅とは、ある1つの種が地球上から完全にいなくなってしまうこと。
これまでの生物の歴史上、地球で生まれた生物の9割以上がすでに絶滅してしまったと言われています。
さらに、この絶滅のスピードは早くなっており、現在、多くの生物が生息している熱帯雨林では1日に74種が絶滅しているらしいです。
生物1種の絶滅は、その周辺の生態系に大きな影響を与えます。そして、その生態系の変化は、食料や防災などの形で、自然から恩恵を受けている人間にとっても無関係の話ではありません。
絶滅危惧種を守ることは、私たちの安定した生活を守ることにもつながるのです。
地球温暖化と絶滅危惧種の関係性
企画チーム 2回生 あいちゃん
2000年には184種であった絶滅危惧種が2017年には2835種になっていまふ。
今後も大幅に増加していく可能性があり、その要因の一つとして地球温暖化が考えられます。
数字で表すと10種に1種が地球温暖化が影響しています。
地球温暖化による影響を受けている動物はたくさんいます。
例えば、パンダはえさである竹が温暖化の影響で生育しなくなっており、絶滅の危機に瀕しています。
ホッキョクグマは、北極の氷の溶けるスピードが早くなっており、絶滅の危機に瀕しています。
この増加傾向を少しでも和らげるために、私たちにできることは部屋で使っていない明かりやテレビを消したり、冷暖房の温度調節に気を配ったり、エコバックなどを進んで使用することなどが挙げられ、このような自己の工夫が大切です。
外来種の影響による絶滅について
広報チーム 2回生 たくみ
「外来種」とは、
もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物のことです。
他の地域から入ってくる方法には、人間が故意に外来種を持ち込む「意図的導入」と、輸入物に付着するなどして、故意せずに持ち込まれた「非意図的導入」があります。
外来種は現在、川や森、草原など私達の身の回りのあらゆる場所に生息しています。
外来種が一概に環境を破壊するというわけではありません。
問題なのは「侵略的外来種」です。
侵略的外来種は、外来種の中でも、自然環境に大きな影響を与え、生物多様性を脅かす恐れのある生物のことです。
侵略的外来種は、在来種を食べる「捕食」・在来種の生息地を奪う「競合」など、生物多様性に様々な悪影響をもたらします。
琵琶湖では侵略的外来種によって在来種が大幅に減少しています。
外来種を減少させるためには、侵略的外来種を非分布域に「入れない」、飼育・栽培している外来種を「捨てない」、既に野外にいる外来種を「拡げない」ことが大切になります。
このような行為を行うことで在来種の減少・絶滅を少しでも抑えられます!
環境破壊 特に、ごみ問題について
出店チーム 4回生 あづみさん
奈良の鹿がプラスチックゴミを食べて衰弱死してしまったというショッキングなニュースが…!
このようなことが増え続けると、奈良の鹿がどんどん減ってしまいます。
海鳥の誤食はなんと、全体の90%!
2050年には100%になってしまうとか。
プラスチックゴミは腐敗や分解しないから、食べた量が少なくても健康被害が出てしまう!!!
このままではゴミを食べてしまう鳥たちの命が…。
ちなみに、毎年海に流れ着くプラスチックゴミは800~900トン!めっちゃ多いやん。
ここ20年で絶滅してしまった、ジャワトラやニホンカワウソ等は環境破壊と環境汚染が原因です。
私たちが生きている間にそんなことが…。
対策として、台湾では脱プラスチックの法律ができたり、バリ島の企業が脱プラスチック製のレジ袋を開発したり、と世界各地で動きが出ています。
自分達にできることは?
ゴミを減らすように心がけたり、当たり前だけどごみのポイ捨てはしない。エコバッグを使うようにするなど、日々の生活の中での積み重ねだね。
発表してくれた4人ありがとうございました!
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