私がLUUPよりもモペットの方がケタ違いに危険だと思う理由

モペットとはエンジンや電動機(電気モーター)などの原動機だけで走行することも、ペダルを漕いで人力だけで走行することも可能な車両のことである。

本来はモペッド(moped)が一般名なのかもしれないが、モペット(商品名らしい)の方が広まっておりこの記事ではそちらに統一する。

この自転車風の乗り物、東京の都心を中心に歩道を走行しているのをよく見かける。夜間帯に多く昼間はデリバリーフード配達員が使用していることもあるようだ。

このモペットだが、個人的にLUUPよりもはるかに危険だと思う。ネット上でも都民を中心に嫌っている人が多い印象だ。

現在東京都某区に住んで生活している私はこの乗り物を見かけない日はない。そして日雇い労働者のため職場は都心から北関東、最近は福島まで幅広く出張し、都会から地方の田舎まで多種多様な場所を実際に見てきた。

そんな私だからこそわかるモペットが危険な理由を取り上げていく。

1.太すぎるタイヤ

電動自転車を持ったことのある人なら、見た目の割の重さに驚いたことが一度はあるだろう。それ以上に重量があるのがモペットだ。

あの極太タイヤに支えられる本体はどれくらいの重量があるのか想像もつかない。歩行者と衝突でもしようものならとても危ないと人間としての本能が訴えている。

2.乗っている人の見た目

これは誰しもが薄々感じていることではないだろうか。

反社自転車と書かれた投稿も見受けられる。

一方のLUUPは大学生くらいの見た目の男女が多く、話は通じそうだ。
車体の重量を抜きにしても、どちらと事故を起こしたら危険な目に遭いそうか一目瞭然だ。

3.道路交通法に関する順法精神

意外に思われるかもしれないが、最近のLUUPは道路交通法を守っている印象だ。昔のように歩道を走ったり、交差点を堂々と斜め横断したりやりたい放題な人は最近見かけなくなった。

それに対してモペットはタバコを吸いながら半グレ風の男が堂々と歩道を爆走(もちろん夜間なのに無灯火)していたりする。女で乗っている奴もカタギとは程遠い見た目だ。警察署の前だろうと臆することなく交通違反を重ねているのには開いた口が塞がらない。

先ほども書いたように彼らはいわゆる”無敵の人”なので事故も怖くないし民事訴訟とも無縁だ。免許に傷がつくと言われたところで無免許なら問題ない。

警視庁もモペットを名指しして注意喚起をしている。それにしても『#7日後に捕まるモペ』というタグはどうなんだ…(笑)。

4.車体そのものの違法性

見ればわかる通りウィンカーなし、ナンバープレートなし、自賠責保険未加入、無灯火(これは自転車だとしても違法)、ヘルメットなしとこれでもかというくらいに違反を重ねている。実際には売られている段階では合法なのだが簡単に改造できる部品が売っているらしい。

私は何も法律は絶対に守れ!というタイプではない。清廉潔白な人間だと主張する気はまったくないし、多少の違反はいいよねくらいの立場だ。

ただ(極度に)他人にケガをさせたり妨害するような行為をもたらす違反はやめてほしいというだけだ。

例えば自動車保管場所標章など貼ってない車も多いし、覆面パトカーですら貼ってないこともある。貼っていなくても事故を起こしたりはしないだろうし別にいいと思う。

車検に関してもそうだ。

今年の夏ごろから(このままでは)車検に通らない車をよく見かけるようになった。特徴としては東京都心に多く、同じ車種でも他の県では全く見かけない。ここでは具体的にどの違反とは言うことはできないのだが、今年認証工場の人にも直接確認をしたので間違いないと思う。

東京都心にしか走っていない理由として、車関連の業者は東京に多くグレーなことをやっている業者も一部に存在しているからだ。見た目も改造車というわけでは決してなく、下手をすると持ち主は車検に通らない車であることも知らないかもしれない。

都心の大きな道路を通ればどの車が車検に通らないか指すことはできるし、車に詳しくない人も見た目が特徴的なので言われればすぐに納得するだろう。

車検をする業者側は勿論わかっていて車検の時だけ部品を変えて通しているのだ。

こうしたことも確かに違反ではあるのだが、眩しすぎるフォグランプなどと違って直接迷惑をかけてないから許容範囲だと個人的には思っている。

話が大分それてしまったが、モペットの違反は事故に直結しているので危険だということだ。

終わりに

来月からついにペダルを漕いでなくても原付扱いで完全に違法化されるそうだ。市民の安全のためにも警察の積極的な取り締まりに期待したい。

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