2024年7月の給料公開~どのタイミングで日々の仕事を獲得したのか~時期と相場感覚も含めて解説
筆者は普通の医師と異なり常勤先を持たず、主に日雇い労働者として毎日を過ごしている。
先月に引き続き2024年7月の給料を公開する。
以前の記事で7月は閑散期で心配と書いた。果たしてどうなったのか、今回は時系列に沿いつつ途中コロナワクチンバイトの思い出も挟みながら書いていく。
日雇いバイトは基本的に2か月先の案件を探しながら検索していく。つまり7月の案件は5月に確定していくことが多い。
4月
7月の群馬県の案件が複数出現した。都内からは遠いのだが良質な案件なのでいくつか応募し確定させた。この雇用主は人気があるのかいつも奪い合いになっている。おそらく群馬県や栃木県にも案件を取るのがうまい人がいるのだろう。
群馬の案件は毎月出ているが応募して消えるのも早く誰が先に応募するのかの競争だ。競争と言えばコロナワクチンバイトを巡って奪い合っていたのが懐かしく感じる。
コロナワクチンバイトの案件獲得競争は熾烈を極めた。2023年は毎月競争が激化しており一瞬で案件がなくなることもザラであった。大半の医師がコロナワクチンバイトの存在すら知らなかったのはそのためだ。
知人のミズイロ氏は、看護師のコロナワクチンバイト争奪戦は凄く一方で医師の世界はぬるま湯だという内容の記事を2022年6月に書いていた。
記事の中で「看護師のコロナワクチンバイトは生きるか死ぬかの争奪戦が繰り広げられている」と書かれているが、2023年の半ばには医師の世界も同様の状況になっていた。
そのような過酷な状況でも筆者は2023年12月がラストだと気合を入れて臨み、見事コロナワクチンバイト案件を全日程獲得した。
(正確には2024年も案件は存在したがまともな給料ではなかった)
その時は会場も日程も減っており募集人数がとても少なかったため、コロナワクチンバイトだけで月収200万超えはおそらく筆者だけである。コロナワクチンバイトは今月が最後だと思い本気を出したのが結果につながった。
昨年の争奪戦を経験していると、群馬の案件を巡る競争はずっとマシだと思う。
5月
話が脱線したので元に戻すと5月上旬まではそこそこ獲得できたのだが5/16の時点で半分以上埋まっておらずもう閑散期になったのかと心配になった。
5/21の時点で平日が残り11日となっていたので日給7万以上を探す方針に切り替えた。日給7.5万の案件を1つとり、土日は半日5万以上の案件を探していた。
ところがそれ以降も案件は出ず、5/27の時点で平日は10日も残っていてさすがに不安になった。毎月お世話になっている某クリニックの募集が出ていないので聞いてみたところすでに募集は終了したとのことで案件を見逃していたのだろう。
実は中旬に3日間ほど機器トラブルのため案件が見られない日があり、おそらくそのタイミングで出現したのだろう。
医師のバイト給与が悪化しているなと思い始めたのも丁度この頃である。
その後心を折らずに探し続け、5/31時点で平日は残り6日となった。すでに残りの日程は日給7万以上に切り替えている。
6月
6/3に応募した案件は1件採用、他は不採用となった。
6/6のお昼時間帯に何気なく携帯を見ていると7月案件が一斉に出現、2日程を確保した。
6/7の時点で7月174万、残り平日は3日間かつ下旬の土曜日が2日空いているという状況に。日給8万以上の募集に切り替え、都内であれば7万以上で応募する方針にした。
6/12に7月上旬+8月の夜の健診(某激安の殿堂店)の案件が複数出現した。夜の案件は昼間の案件と組み合わせることが出来るのでとてもねらい目なのだ。しかし7月上旬は丁度群馬出張で泊りのため応募できず悔しかった。来年はこの時期に群馬案件は入れないようにしようと思う。
6/17に某クリニックの埼玉案件が出現、6/18にも出現し確保した。この時点で残り平日1日土曜日2日、月給は189万となり心に余裕が出てきた。
6/19に残っている平日のまさにその日、6.7万神奈川県厚木市の案件が出現した。焦っていると取りたくなってしまうがぐっとこらえてこの案件は見送った。
6/21に土曜6万(東京都港区)の案件が出現し確保、この時点で月収195万残り平日1日土曜1日となった。
6/25あたりで残り平日1日は以下の案件が出ていたので場所と日給、その時の考えを括弧内に記していく。
この時は残り5万円を稼げば月収200になるという状況だった。200万というキリがいい数字もいいが、少しでも給与をあげるべく全力で良質な案件を取りに行く(まだ新しい案件も出る可能性は残り時間的に十分ある)決意のため安易に確定はしないのだ。
6/28に7万の埼玉県案件が湘南新宿ラインで通勤可能な場所に出現した。勤務時間も短いため文句なく獲得し月収202万円を達成した。
まとめと今後の展望
途中機器トラブルもあり案件を探すことも出来ず苦しかったが、最終的に月収200万を達成することが出来た。
このような日雇いの生活をしていくと挫けそうになったり将来が不安で辛いときも存在する。しかし諦めずに粘る心がこの仕事を続けていくカギになると思っている。
1週間新たな案件を1つも獲得できないとさすがに焦燥感に駆られ押しつぶされそうになる。そんな時は数日間ひたすら獲物を待ち続けるというホッキョクグマのエピソードを思い出しながら気分を切り替えている。
次の給料公開は11月になると思う。例年書き入れ時なのだが今年はどう考えても300万はいかないのが悲しいところだ。250万を目標にするのが現実的だとは思うのだが、如何せんキリが悪くモチベーションが上がらない。
11月は出ている案件が相場通りかを読み切る力、はたまた給料が上がるのを見越して目の前の案件をスルーする力、まさに忍耐力が問われる月だ。1,2日前に勤務を確定させるという通常とは違ったやり方になるため相場を読み切れず案件を獲得できなかった場合は月収数十万になる可能性もある。
今年の11月の目標は給料以外の所だと働いたことのない県に出張に行くのが目標だ。筆者の勤務経験は関東全域+石川県だけなのでこれ以外の例えば山梨県や東海地方に出張できないか期待している。
普通の医師とは異なりハイリスクハイリターンかもしれないが今からとても楽しみだ。